DEEP PURPLE - RAINBOW 1973(1CD) [Darker Than Blue 145]

DEEP PURPLE - RAINBOW 1973(1CD) [Darker Than Blue 145]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Rainbow Theatre, London, UK 18th February 1973 TRULY AMAZING SOUND

 「WHO DO WE THINK WE ARE」リリース後の1973年に行われた、第二期DEEP PURPLE最後のツアーより、イギリスでのライヴ初日となった2月18日、ロンドンの"レインボー・シアター"公演が、聴き手にマスター・クオリティを確信させる優良オーディエンス・ソースをダイレクト使用した、完全限定プレスCDで登場! かつての既発を大きく上回る優れたサウンドで、貴重なイギリスツアー初日の演奏をじっくりと聴き込めます!

 1972年の「MACHINE HEAD」発表、そして同年8月の初来日公演を収録した「LIVE IN JAPAN」により、ヨーロッパや日本のみならずアメリカでも大ブレイクしたPURPLEでしたが、過酷なツアーの連続に疲労したイアン・ギランはバンドからの脱退を決意。栄光に包まれた第二期PURPLEは崩壊へと向かっていました。
 その第二期PURPLEが、'70年代の最後にリリースしたアルバムが「WHO DO WE THINK WE ARE!」でした。彼らはアルバムの製作後、'73年1月16日よりツアーを開始。2月上旬までドイツやヨーロッパ各国をサーキットした後、12日間・全9公演の日程で、いよいよ最後のイギリスツアーを行います。
 最近になって「BIRMINGHAM 1973」(Darker Than Blue)が登場した事が話題となったように、このイギリスツアーは少し前まで、(同年の他国におけるライヴ・ソースと比較した時)目ぼしい音源が存在していませんでした。しかしその中でも従来から知られていたのが、このツアー初日の2月16日・ロンドン公演。マニアの間では、ずっと以前に登場した「LIVE AT THE RAINBOW '73」をご記憶の方も多い事でしょう。
 本作はそのツアー初日を、既発を大きく上回る優良なオーディエンス・マスターよりダイレクトにプレス化! 音盤化に当たっては入念なリマスターが行われ、聴き易さや音の状態など、音質はさらに磨き上げられています(ヒスノイズも気にならないレベルです)。既発で気になったテープスピードも当然ながら正常にアジャストされており、ファンの誰もが貴重な音源を安心して聴き込めます!

 オープニングの「Highway Star」から第二期らしいエネルギーと押し寄せるような迫力ある演奏は健在。ギランとリッチー、ジョンのプレイが明瞭で、彼らのソロもはっきりと聴く事が出来ます(特にリッチーのギターソロは優れたダイレクト感で録音されており、間違いなく必聴パートです)。演奏全体の輪郭も掴みやすく、約40年前のオーディエンス録音としては間違いなく上級といえるテイクです。同年のジャパンツアーではやや苦しい場面が見られたギランのヴォーカルも、この日は非常にパワフル。リッチーとペイスの絡むちょっとしたジャムから導かれる「Smoke On The Water」でも。ギランは持ち前のスクリームを活かして印象的なパフォーマンスを楽しませます。
 3曲目では「WHO DO WE THINK WE ARE!」から、この当時唯一演奏された新曲となった「Mary Long」が登場します。メロディアスでグルーヴィな曲想はライヴでも面白く、個性的な歌い回しを聴かせるギランのヴォーカルも好調。リッチーも曲の中盤でノリの良いギターソロを聴かせてくれます。
 ライヴの中盤「Lazy」は大きな聴き所。イントロではジョンが様々なクラシックをモチーフに素晴らしいソロを披露。大迫力の轟音から一転して軽妙に曲本編へ入る場面は、オーディエンスも大歓声と手拍子でポジティヴな反応を見せており、聴き手も演奏へ引き込まれてしまうでしょう。変幻自在なリッチーのギター、スウィングするペイスのドラムも大活躍。彼らが聴かせる息の合ったプレイは「さすがDEEP PURPLE」と、思わず唸ってしまいます。この「Lazy」から息もつかせずなだれ込むペイスのドラムソロ、そして「The Mule」のパワフルな演奏は堪りません!
 ライヴの後半、21分もの大熱演が繰り広げられる「Space Truckin'」は、この日も会場を大いに興奮させ、見事なコンサート・ピークを作り上げます。前半の一体感とまとまりのある曲本編から、ジョンとリッチーのソロ,さらにロジャーそしてペイスが入り乱れるインタープレイの爆発力は圧倒的です!
 ラストではサウンドチェックに続き、珍しい事に「Strange Kind Of Woman」が登場! 最初からこのようなセットだったのか、それとも突発的な演奏だったのかは不明ですが、本来ならライヴの前半で演奏されているこの曲がアンコールで取り上げられるのは変則的で、大変珍しいと言えます。ギランも戸惑っていたのか、それともトラブルがあったのか、歌いだしでヴォーカルレスになっている場面もリアルに捉えられています。さらにこの日はリッチーのソロが長く、反対にギランとの掛け合いがやや短いなど、聴き所満載の内容になっています(ラストでギランが"Good Night!"と叫ぶまで編集の痕跡は特に見られないので、本当にこの曲順だったのは間違いないと思われます)。

 演奏曲そのものは当時のレギュラー・ライヴと同様ながら、曲順や演奏の違いが大きなアクセントになっている本音源は、'73年イギリスツアーでも特筆すべきライヴです。貴重なロンドン公演を、既発をはっきりと超える優良マスターで蘇らせた本作は、全てのDEEP PURPLEファン必聴必携の一本だと断言します!

1.Intro. 2. Highway Star 3. Smoke On The Water 4. Mary Long 5. Lazy 6. Drum Solo 7. The Mule
8. Space Truckin' 9. Soundcheck 10. Strange Kind Of Woman

Ian Gillan - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Roger Glover - Bass
Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums