JEFF BECK - DEFINITIVE BUDOKAN 1986(4CD) [Wardour-550]

JEFF BECK - DEFINITIVE BUDOKAN 1986(4CD) [Wardour-550]

販売価格: 5,000円(税込)

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商品詳細

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Live at Budokan, Tokyo, Japan 10th & 11th June 1986 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)*UPGRADE

 ベック亡き今となっては、改めて実現したことが奇跡にすら思える1986年の来日公演。何故なら再評価の機運が現在高まっている『FLASH』が前年にリリースされてもアルバムをプロモーションすべきライブ活動がまったく行われなかった時期に実現したということ。おまけに75年以降のインスト・バンドとしての来日と違い、この時はボーカリストを配して歌モノ色を強めたステージを日本だけで披露してくれたというのも貴重極まりないものでした。
 それでいて86年来日公演は軽井沢の映像と音源という決定的な存在があり、今までに多くのアイテムを生み出してきました。そんな中でも文字通りの決定版としてロングセラーとなっているのが『DEFINITIVE SOUND MARKET '86』。むしろあまりに定番すぎて86年の来日公演は軽井沢一択だと言っていいかもしれません。こうした状況には、86年の来日公演で他の日を収録したアイテムがベック存命時から既に市場から姿を消してしまっていることが一因かと。
 中でも「アフター軽井沢」の大傑作としてマニアから再リリースが待ち望まれていたのが武道館2DAYSを収録した『THANK THE LORD』。敢えてベックの姿をフロントカバーにあしらわず、代わりに当時のトレードマークだったイエローのストラトのクローズアップを模したジャケも印象的な名盤でした。

 それ以上に『THANK THE LORD』(以下“既発盤”と称します)がマニアに強烈な印象を与えたのは、掛け値なしに極上クオリティだったオーディエンス録音。その別格の音質が際立った録音を敢行してくれたのは80年大阪の傑作『THE MOVING FINGER』のテーパー。その傑作録音から6年の歳月が経過し、彼の機材もバージョンアップして挑んだ武道館2DAYSはさらなる衝撃のクオリティで記録されることになったのです。
 2010年の既発盤リリース時にも信じられないほどの高音質ぶりがマニアをアッと言わせた訳ですが、その鮮烈なクオリティは今もまったく色褪せていない。となれば2010年版をそのまま再発しても十分だったかもしれません。ですが、この別格のオーディエンス録音を今回は「GRAF ZEPPELIN」がブラッシュアップ。特に初日は複数の音源が過去にリリース済ですので、欠損部をそこから補うことで最長収録を実現。中でも既発盤では「Star Cycle」が終わったところでテープ交換から唐突に切れている感がありましたが、その補填によって今回は演奏後の拍手と続きを自然に楽しめるようになりました。
 一方、二日目の方は既発盤リリース時に大きな話題を呼んだように、それまで音源が発掘されていなかったライブがいきなり極上音質で現れたという衝撃音源。「GRAF ZEPPELIN」をしても微調整レベルに留めたほど見事な録音。テーパーが二日連続で参戦してくれた結果が見事に現れたといえるかもしれません。いやしかし両日とも今なお信じられないほどの高音質であり、特にベックとヤン・ハマーが鳴らす音のリアルな質感は驚異的。

 そもそも86年の来日公演初日であり、なおかつお祭りムードのハッピーな雰囲気満ち溢れていたイベント色の強い軽井沢と違い、武道館はベックの単独公演であった。あまりに音質が良いので、二日間でライブの雰囲気がまるで違う様子も手に取るように分かる。特に初日は武道館慣れしていると言ってもいいベックやサイモン・フィリップスと比べ、他のメンバーが開放感に溢れた軽井沢とはまるで違った反応を見せた由緒ある武道館のオーディエンスを前に戸惑い気味。
 ハマーはマハヴィシュヌで73年に武道館を経験済みですが、それも遠い昔のことに思われ実質的に武道館初見参状態。さらに初日と二日目でまるで別人のような振る舞いを見せているのがボーカルのジミー・ホール。特に初日のライブ前半は昭和の洋楽コンサート的な静けさを前に戸惑い気味。ところが二日目になるとそうした反応も理解したのが、彼らしい陽気さでハイテンションにステージを引っぱってくれる。何という落差。
 そして何と言っても二日間を通してのベックのイキイキとしたプレイは軽井沢から見事に進化していて、これでもかというくらいに弾き倒してくれるのが本当に気持ちいい。極めつけはリリース前ながら軽井沢でも披露されていたカバー「Wild Thing」を「さて、バラードでいこうか。ソフトなバラードをやるよ」ととぼけた様子で始めるベック。そんな最高のオーディエンス・アルバムが「GRAF ZEPPELIN」監修の下、満を持して再登場。サウンドボードの軽井沢に対して超絶オーディエンスの武道館という86年来日の二大巨頭となりえる傑作です。
 
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REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN

★位相修正(但し演奏は、ほぼ右向きのまま)
★若干音量持ち上げ
★10日公演はサブソースで補填しノンストップ完全収録

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★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Live at Budokan, Tokyo, Japan 10th June 1986

Disc 1 (41:17)
1. Intro.
2. Escape
3. Gets Us All In The End
4. Ecstasy
5. Ambitious
6. Goodbye Pork Pie Hat
7. Stop, Look And Listen
8. The Pump
9. Star Cycle ★4:57(演奏後)以降別ソースで補填

Disc 2 (64:40)
1. Cause We've Ended As Lovers ★0:00-0:08(演奏前)別ソースで補填
2. Miami Vice New York Theme
3. Led Boots
4. Love Will
5. Miami Vice Theme
6. Blue Wind
7. People Get Ready ★5:57-6:12(演奏後曲間だがMCを含む)別ソースで補填
8. Freeway Jam
9. Going Down
10. Wild Thing ★5:06(終演後だが終演アナウンスを含む)以降、別ソースで補填

Live at Budokan, Tokyo, Japan 11th June 1986

Disc 3 (42:21)
1. Intro.
2. Escape
3. Gets Us All In The End
4. Ecstasy
5. Ambitious
6. Goodbye Pork Pie Hat
7. Stop, Look And Listen
8. The Pump
9. Star Cycle

Disc 4 (60:19)
1. Cause We've Ended As Lovers
2. Miami Vice New York Theme
3. Led Boots
4. Love Will
5. Miami Vice Theme
6. Blue Wind
7. People Get Ready
8. Freeway Jam
9. Going Down
10. Wild Thing

Jeff Beck - Guitar
Jimmy Hall - Vocal
Jan Hammer - Keyboards
Doug Wimbish - Bass
Simon Phillips - Drums