ERIC CLAPTON - FRANKFURT 1990 THE VIDEO(DVDR) [Uxbridge 1872]

ERIC CLAPTON - FRANKFURT 1990 THE VIDEO(DVDR) [Uxbridge 1872]

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

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Festhalle, Frankfurt, Germany 5th March 1990 AMAZING SHOT!!!

【クラプトンの一つのピーク「ジャーニーマン・ツアー」の未公開オーディエンスショット映像が出現!】
 エリック・クラプトンの90年の「ジャーニーマン・ツアー」と言えば、中盤にアコースティックセットを設けることなく、徹頭徹尾エレクトリックでギンギンにロックしていたステージで、そこでのクラプトンの弾き捲りぶりは長い彼のキャリアでも一つのピークだったと考えられています。さらにロングヘアにジャンニ・ベルサーチのドレススーツを身に纏ったメガネなしのルックスは非常にかっこいいもので、特に人気の高いツアーでした。過去にはBBCで放映された1月24日の4ピースバンドの有名なプロショット映像を始め、南米ツアーのフルライブ映像など、優れた映像には恵まれたツアーですが、オーディエンスショットが意外に少ない中、突如3月5日のヨーロッパツアー最終日、ドイツのフランクフルト公演の素晴らしい完全収録オーディエンスショット映像が出現しました。これまで完全に未公開だったものです。アングルはステージに向かって左45度くらいの2階スタンドからのもので、前方には一切障害物がない状態で良好に収録されています。クラプトンを二―アップで捉えており、若干ピントは甘いものの、表情まで分かるレベルです。方向的にギターがよく見え、ベストアングルと言えます。三脚でしっかり固定しながら、終始クラプトンを的確に捉えながら。バンドメンバーにもカメラを振ったりと気の利いた工夫もあり、かっこいいクラプトンのステージに観入ってしまいます。しかも音声が素晴らしいステレオ・オーディエンス録音のため、よりこの映像の魅力をアップしています。恐らく別に録音された高音質ソースを完全シンクロしているのだと思われます。Before You Accuse Me以降は別ソースで音像が変わりますが、音質が落ちるわけではありません。むしろよりステレオ感に優れた高音質ソースに替わっています。とにかくこの映像は凄いです。ファンなら観て損はないレベルの映像です。

【45歳の弾き捲るクラプトン。セットリストが魅力!】 
 それでは1990年の「ジャーニーマン・ツアー」の日程を振り返ってみましょう。
《1989年11月7日:アルバム「JOURNEYMAN」リリース》
・1月14日〜2月10日:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにて18夜連続公演「18 Nights」を含むイギリス国内ツアー
・2月14日〜3月5日:北欧を含むヨーロッパツアー ←★ここ★
・3月24日〜5月5日:アメリカンツアー・ファーストレグ 
・6月6日:ニューヨーク、レキシントンのアーモリーにて、「インターナショナル・ロック・アワード」受賞
・6月30日:イギリス、ネブワースにて行われた「シルバークレフ・アワード・ウィナーズ・コンサート」(通称ネブワース・フェスティバル)に出演
・7月21日〜9月29日:アメリカンツアー・セカンドレグ
・10月3日〜10月21日:南米ツアー
・11月7日〜11月29日:オセアニア&東南アジアツアー
・12月4日〜12月13日:ジャパンツアー
 これを見ると、文字通りのワールドツアーに明け暮れた年だったことがお分かりいただけるでしょう。その中にあって、この日はヨーロッパツアーの最終日、ロンドンで「18Nights」を成功させて脂が乗ってきた時期であり、一つの節目を迎えたタイミングでもありました。クラプトンの気合が入らないわけがありません。オープニングから飛ばし捲っています。各曲のギターソロはもうギンギンの弾き捲りです。セットリストには当時の最新アルバム「JOURNEYMAN」からのナンバーが6曲も組まれており、あの名盤の楽曲のライブ映えするバージョンを目にすることができます。そのほかにも、I Shot The Sheriffの後奏は鬼気迫るレベルですし、White Roomのワウワウソロもキレッキレです。Bad Loveのチョーキングの凄いこと!Old Loveの泣きのプレイもぐっと来ます。こんな風に観どころを挙げていくと、枚挙に暇がなくなってしまいます。CocaineもLaylaも凄いです。「ジャーニーマン・ツアー」では連日このレベルのパフォーマンスが展開されていたのですね。また、この日はキーボードのアラン・クラーク(ダイアー・ストレイツ)の誕生日に当たっており、Cocaineの後でHappy Birthdayが歌われます。そんなトピックもある貴重な日の記録です(余談ですが、セカンドギターのフィル・パーマーはこのツアーの後、ダイア―・ストレイツに引き抜かれました)。Cocaineのイントロに繋がるバンドメンバー紹介では、現在クラプトンのバックコーラスを務めるケイティ・キスーンの若かりし頃の姿も見ることができます(若い!可愛い!)。Laylaでは、この頃にはまだ止めていなかった煙草をストラトのヘッドに差しているシーンも観ることができます。Sunshine Of Your Loveの曲前には、スタンダードナンバーのBlue Moonが演奏されます。これは実は中間のクラプトンのソロのネタ振りでして、元々クリームのオリジナルバージョンで、クラプトンはBlue Moonの一節を拝借してソロを構成していたという裏話があり、それをここで堂々と証明して見せたというわけです。面白い演出ですが、そのフレーズに囚われ過ぎて収拾がつかなくなりかけてニヤつくクラプトンの姿も面白いです。そんな風に、改めて観ていくといろいろな発見もできる興味深いステージです。

【クラプトンが自ら「世界最高のバンド」と称えた、このツアーのみのサポートミュージシャンたち】
 このツアーをここまでクオリティの高いものにしたのは、実力のあるバンドメンバーに負うところが大きかったと言えます。ベースのネイザン・イースト、キーボードのグレッグ・フィリンゲインズ、ドラムのスティーヴ・フェローン、コーラスのテッサ・ナイルズ&ケイティ・キスーンは86年の「AUGUST」以来の信頼関係にあるメンバーで、クラプトンとの呼吸を知り尽くした人たち。セカンドギターのフィル・パーマーは89年からバンドに加わったセッションマン上がりの実力派のプレイヤーでした。決して「七光り」ではありませんが、キンクスのデイヴィス兄弟の甥に当たる人で、まったくミストーンのない的確で器用なプレイぶりは大いにクラプトンをフォローしていました。クラプトンにスカウトされたきっかけは、86年のイギリスのシンガーソングライター、ポール・ブレイディのアルバムセッションで出会い、88年のプロデューサー兼アーティストのジョン・アストリーのアルバムセッションで再会したことだったようです。キーボードのアラン・クラークは、87年のジャパンツアー時に フィリンゲインズのスケジュールが合わなかった際にクラプトンが親交のあるダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーに相談して借り受けた人物でした。ダイアー・ストレイツでもシンセ担当のガイ・フレッチャーとの対比、役割分担をうまくこなしていた彼なので、クラプトンバンドでもフィリンゲインズとのすみ分けは見事です(フィリンゲインズはピアノとシンセ、クラークはオルガンメインです)。本来はここにイギリスでは古参のパーカッショニストであるレイ・クーパー(元エルトン・ジョン・バンド)がいたはずなのですが、この時期には親指を傷めてしまい、ツアーから離脱していました。ですので、いつもならSunshine Of Your Loveの中盤でフェローンとドラム&パーカッションソロバトルを繰り広げ、オーディエンスともコール&レスポンスをやってくれたところですが、この映像ではそれは叶わず、逆にレアでコンパクトなバージョンのSunshine Of Your Loveが観られることになっています。改めて「世界最高のバンド」をこの映像でご確認ください。

1. Pretending
2. No Alibis
3. Running On Faith
4. I Shot The Sheriff
5. White Room
6. Can't Find My Way Home
7. Bad Love
8. Before You Accuse Me
9. Old Love
10. Tearing Us Apart
11. Wonderful Tonight
12. Cocaine
13. Happy Birthday Alan Clark
14. A Remark You Made / Layla
15. Cross Road Blues
16. Sunshine Of Your Love

Eric Clapton - guitar / vocals
Phil Palmer - guitar
Greg Phillinganes - keyboards
Alan Clark - keyboards
Nathan East - bass / vocals
Steve Ferrone - drums
Katie Kissoon - backing vocals
Tessa Niles - backing vocals

COLOUR NTSC Approx.115min.