SCORPIONS - PARIS 1990(2CDR) [Shades 1737]

SCORPIONS - PARIS 1990(2CDR) [Shades 1737]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Palais Omnisports de Paris-Bercy, Paris, France 11th December 1990 TRULY PERFECT SOUND

 欧州全土を巻き込む『CRAZY WORLD』の大ヒットで時代の寵児に登り詰めた1990年のSCORPIONS。その栄光の現場を体験できる新発掘ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1990年12月11日パリ公演」。その一部始終を真空パックした絶品オーディエンス録音です。“CRAZY WORLD Tour”と言えば、公式映像『A SAVAGE CRAZY WORLD』も残されましたし、6年ぶりの来日が実現した事でも思い出深いところ。まずは、そんな当時のスケジュールを紐解き、ショウのポジションを確かめてみましょう。

●1990年
・6月21日:ハノーファー公演
・7月21日:THE WALL: LIVE IN BERLIN出演
《10月3日:東西ドイツ統一》
《11月6日『CRAZY WORLD』発売》
・11月23日ー12月31日:欧州#1a(24公演)←★ココ★
●1991年
・1月2日ー26日:欧州#1b(15公演)
《1月21日:シングル『Wind of Change』発売》
・2月20日ー5月26日:北米#1(66公演)
・6月8日ー8月4日:北米#2(38公演)
・9月16日ー11月16日:欧州#2(37公演)←※STOCKHOLM 1991
・12月3日ー7日:日本(4公演)←※OSAKA 1991

 これが『CRAZY WORLD』時代のSCORPIONS。一介のロックバンドであったはずの彼らが、冷戦終結の象徴へと変貌していった時期でもありました。7月にはロジャー・ウォーターズの『THE WALL: LIVE IN BERLIN』にも出演し、その2ヶ月半後には故国ドイツの東西統一が実現。そして、ベルリンの壁崩壊から1年のタイミングで『CRAZY WORLD』をリリースした。本作のパリ公演は、その約1ヶ月後にあたる「欧州#1」の13公演目にあたるコンサートでした。この「欧州#1」には公式映像『A SAVAGE CRAZY WORLD』のベルリン公演も行われたわけですが、本作はその約1週間後というタイミングでもありました。
 そんなショウを記録した本作は、話題の名手コレクションから発掘されたもの。その名手とは「Stephane」氏。80年代末/90年代初頭の名録音を次々と発表している人物で、当店でもBLACK SABBATHの『DEFINITIVE PARIS 1992(Zodiac 467)』やIRON MAIDENの『PARIS 1993(Zodiac 469)』といったプレス名盤が大人気。他にもJUDAS PRIESTやW.A.S.P.、QUEENSRYCHE、AC/DC等でも傑作パリ録音を連発、今週同時リリースとなるANTHRAXの『PARIS 1989(Shades 1738)』もこの達人コレクションなのです。
 本作は、そんな「Stephane」氏の名声をさらに高める業物。サウンドボードと間違えるタイプではありませんが、空気感を貫く芯の力強さと密度が素晴らしい。距離感ゼロというわけではないのですが、それはあくまで音色の話。芯にはスカスカ感がほとんどなく、ホール鳴りが厚みを演出しながらディテールまで細かい。ザクザクとしたギターの刻みもえらく克明なのです。しかも、それだけパワフルにもかかわらず、ビビったり潰れたりしません。
 特に圧倒的なのがヴォーカル。クラウス・マイネの歌声は真っ直ぐ美しく伸びつつ、歌詞の一語一語までくっきりと分かる。さらに言えば、そこにルドルフ・シェンカーのコーラスが絡んでも混じり合わない。もちろん、現場のバンド出音がクリアでもあるのでしょうが、どうやらそれだけでもないようです。上記のように「Stephane」氏は様々なバンドの録音を手掛けているわけですが、このヴォーカルの聴きやすさはどのバンドでも共通。スラッシュメタルのANTHRAXでさえ揺るがない「Stephane」コレクションの特性でもあるのです。
 そんなリッチ&鮮やかサウンドで画かれるのは「黄金の5人」によって全盛時代を濃縮したフルショウ。前述のように、このショウは『A SAVAGE CRAZY WORLD』の直近でもありますが、公式映像はあくまでも抜粋でPVも差し込んだ混ぜ物作品でもありました。それに対し、本作は本生100%のフルライヴ。早速、比較しながらセットも整理しておきましょう。

●クレイジー・ワールド(6曲)
・Tease Me Please Me(★)/Lust Or Love/Hit Between The Eyes/Wind Of Change(★)/Don't Believe Her(★)/Crazy World
●その他(14曲)
・ラヴドライヴ:Always Somewhere(★)/Coast To Coast(★)/Holiday(★)
・ブラックアウト:Can't Live Without You/Blackout/Dynamite
・禁断の刺青:Bad Boys Running Wild/Big City Nights/Still Loving You(★)/Rock You Like A Hurricane
・その他:Make It Real(★)/The Zoo/I Can't Explain/Rhythm Of Love
※注;「★」印は公式DVD『A SAVAGE CRAZY WORLD』で聴けなかった曲。

……と、このようになっています。『A SAVAGE CRAZY WORLD』ではPVだった「Tease Me Please Me」「Wind Of Change」「Don't Believe Her」も本生ライヴですし、『WORLD WIDE LIVE』でも聴けなかった「Always Somewhere」まで楽しめる。さらに言えば、純度も素晴らしい。マティアス・ヤプス加入後のレパートリーをベスト選曲しつつ、ウリ・ジョン・ロート時代からはゼロ。HR/HMシーンの勃興と共に全世界を制覇した「あの5人」時代を混じりっ気なしに総括しているのです。
 “CRAZY WORLD Tour”の終了後、蠍団からフランシス・ブッフホルツが追放。以降30年間、現在に至るまで「黄金の5人」が戻ることはありませんでした。本作に記録されているのは、そんな全盛期の最後に実現した大成功ツアーなのです。栄光に包まれた絶頂の現場、どうぞ名手コレクションの本作で存分にご体験ください。

★「1990年12月11日パリ公演」の絶品オーディエンス録音。話題の「Stephane」コレクションの最新作で、空気感を貫く芯の力強さと密度が素晴らしい。芯にはスカスカ感がほとんどなく、ホール鳴りが厚みを演出しながらディテールまで細かい。『A SAVAGE CRAZY WORLD』ではPVだった「Tease Me Please Me」「Wind Of Change」「Don't Believe Her」も美味しく、「黄金の5人」によって全盛期を総括したフルショウを現場体験できます。

Disc 1(64:17)
1. Intro
2. Tease Me Please Me
3. Lust or Love
4. Bad Boys Running Wild
5. Make It Real
6. Hit Between the Eyes
7. The Zoo
8. Always Somewhere
9. Wind of Change
10. I Can't Explain
11. Don't Believe Her
12. Rhythm of Love
13. Concerto in V (Rudolf Schenker Guitar Solo)
14. Crazy World

Disc 2(42:40)
1. Coast to Coast
2. Can't Live Without You
3. Blackout
4. Dynamite
5. Holiday
6. Big City Nights
7. Still Loving You
8. Rock You Like a Hurricane

Klaus Meine - Vocals
Rudolf Schenker - Guitar
Matthias Jabs - Guitar
Francis Buchholz - Bass
Herman Rarebell - Drums