RORY GALLAGHER - TOKYO 1977 FINAL NIGHT(2CD) [Wardour-269]

RORY GALLAGHER - TOKYO 1977 FINAL NIGHT(2CD) [Wardour-269]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 5th November 1977 Evening Show TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 “70年代最後の日本ライヴ”となった「1977年11月5日:中野サンプラザホール(夕の部)」公演。その全貌を完全収録した史上初のライヴアルバムが永久保存プレス2CDで登場です。
 ロリーは1991年にも4度目の来日を果たしますが、彼の人気が絶頂を究めたのは70年代。1974年・1975年に続く、3度目の1977年がピークでした。まずは、その人気ぶりも透ける日程でショウのポジションを確認しておきましょう。

・10月25日:名古屋市公会堂
・10月27日:広島郵便貯金ホール
・10月31日:大阪フェスティバルホール
・11月1日:大阪厚生年金会館
・11月3日:新宿厚生年金会館(昼の部)
・11月3日:新宿厚生年金会館(夕の部)
・11月4日:新宿厚生年金会館
 →『WHEN THE BLUES COMES CALLING』
・11月5日:中野サンプラザホール(昼の部)
・11月5日:中野サンプラザホール(夕の部)→【本作】

 以上、全9公演。他のジャパンツアーは5公演でしたから、約2周り分のスケール。1974年からさして間も開けずに来日していたにも関わらず、飽きられるどころか過熱していた当時の人気ぶりが伝わる日程です。“11月3日”と“11月5日”は1日2公演という強行スケジュールでしたが、本作の中野サンプラザホール公演は、まさにその最終日・最終公演なのです。このショウは以前から録音が知られており、当店でもTrialレーベルの『TOKYO 1977』として愛されてきました。しかし、本作はそれとはまったくの別録音で、独自ルートからもたらされたオリジナル・マスター。既発を遙かに凌駕する極上ライヴアルバムなのです。
 実際、本作のクオリティは実に見事なオーディエンス・サウンド。オンで逞しい楽音が間近に迫り、距離感もまるで感じない。喝采の生々しさから言って間違いなくオーディエンス録音なのですが、その密着感はそんじょそこらのライン録音も裸足で逃げ出す素晴らしさ。しかも、オリジナル・マスターならではの鮮度もバツグンで、鳴りも艶やかならディテールも詳細な名録音なのです。
 しかも、本作はシームレスな完全収録。当時のカセット録音ですから、テープチェンジの欠けは避けられない宿命。しかし、このショウには強力な既発『TOKYO 1977』が存在したために、そのパートを補完できたのです。録音家がよほど手慣れているのか、いずれも曲間やチューニング、アンコール待ちなどでのカットではありますが、それらも綺麗に補完。しかも、本作はそうしたシーンのリアリティも美味しい。ショウが進むほどに熱狂していくのもリアルですが、それ以上なのがアンコール待ち。カタカナ発音の「アンコール! アンコォール!」がいかにも70年代的ですし、どうせロリーには分からないと言わんばかりに「もっとヤレー!」「出てこーい!!」と日本語で叫ぶ輩もいる。もちろん、そこに至るまで1曲1曲の熱演でグイグイと引き上げられたからこその熱狂。その全貌をシームレス体験できる本作は、そんな観客達と気持ちまでシンクロできる。今回のマスターは『TOKYO 1977』で録音漏れだった「Bullfrog Blues」以降のアンコールも初登場で、当日のすべてを自然に味わい尽くすことができるのです。
 そして、そんなショウこそが本作の生命。セットはクリサリス時代の『AGAINST THE GRAIN』と当時の新作『CALLING CARD』が軸となっており、そこにブルース/R&Bカバーが散りばめられる。そのラインナップも実に美味しく、お約束な「Bullfrog Blues」「Messin' With The Kid」はもちろん、アコースティック・セットで演奏される戦前の達人ブラインド・ボーイ・フラーの「Pistol Slapper Blues」、ドブロに持ち替えてのJ.B.ハットーの「Too Much Alcohol」やマンドリンも楽しいトラッドの「Going to My Hometown」等々。こうしたナンバーは大名盤『LIVE IN EUROPE』『IRISH TOUR '74』でもお馴染みですが、本作はその日本公演版。さらには日本公演でもこの日だけだったレアな「Something You Got」まで披露しています。
 そんなセットを演じるバンドは、4人時代の集大成とも言える熱演。来日前には「6人編成になる」とのアナウンスもあったのですが、フタを開けるとこれまでと同じメンツの4人組でした。もちろん、黄金のメンバーが悪かろうハズがなく、『BLUEPRINT』から育て上げてきたアンサンブルは円熟の極み。ロッド・ディアスはロリーが似合うビートを呼吸するように叩き出し、ルー・マーティンはロリーが望む音を察するまでもなく紡ぎ出す。実のところ、この数ヶ月後にはロッドとルーとは袂を別ってしまうわけで、本作はその直前の最終到着点でもあるのです。

 1974年の初来日から3年間で3度の来日と19回のショウをこなしたロリー。本作は、そんな“70年代最後の夜”。その最高峰・完全収録アルバムです。
 ここに集った観客もロリーも、次が14年後になるとは考えもせず、ただ無邪気に熱くロックしている。その現場にたたずみ、滴るブルースに全身を浸せる1本。ロリーが最高に輝いていた人気絶頂の刹那。どうぞ、新発掘マスターの極上サウンドでたっぷりとお楽しみください。

Disc 1 (72:02)
1. Intro. 2. Moonchild 3. Bought And Sold 4. Band Introductions 5. Tattoo'd Lady
6. Calling Card 7. Secret Agent 8. A Million Miles Away 9. Do You Read Me
10. Out On The Western Plain 11. Pistol Slapper Blues 12. Too Much Alcohol
13. Goin' To My Hometown

Disc 2 (55:05)
1. I Take What I Want 2. Garbage Man 3 Something You Got 4. Souped Up Ford
5. Bullfrog Blues 6. Messin' With The Kid 7. Boogie

Rory Gallagher - Guitar & Vocal Gerry McAvoy - Bass Lou Martin - Keyboards
Rod De'Ath - Drums