JACKSON BROWNE & DAVID LINDLEY - BERGEN 1997 SOUNDBOARD(2CD) [ZION-241]

JACKSON BROWNE & DAVID LINDLEY - BERGEN 1997 SOUNDBOARD(2CD) [ZION-241]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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The Garage, Bergen, Norway 21st March 1997 STEREO SBD

 『I’M ALIVE』で息を吹き返したジャクソン・ブラウンの90年代はバンドを従えたライブ活動に明け暮れた感のある時期でしたが、そんな中にあって突如97年の春に実現したデヴィッド・リンドレーと二人だけのアコースティックなヨーロッパ・ツアー。まるっきり1970年代の再来となった奇跡的なツアーとしてマニアには90年代という比較的最近の活動でありながらも伝説化されていたもの。
 おまけにヨーロッパオンリー&約三週間という短期のスケジュールだったことが災いし、リアタイでのアイテムが一切リリースされず、むしろ4月9日のイタリアでのステージを捉えた映像の方がマニア間で圧倒的にポピュラーな存在であったという現実もこのツアーの特殊性を如実に現しているかと。
 皮肉なことに、こうした状況は今年3月にリンドレーが亡くなられたことで一変することになったのです。まず26日のマルメ公演の極上オーディエンス・マスターが登場、これが『MALMO 1997』としてリリースされたのは記憶に新しいと同時に、CD-Rでのリリースでありながら大ベストセラーと化しています。むしろコレだけでもマニアが狂喜乱舞してくれるほどレアなツアーでありました。

 ところがどうでしょう、『MALMO 1997』のリリースから一か月も経たない内に再び複数公演の音源がネット上に現れただけなく、何とそれらがデジタルのステレオ・サウンドボード録音だったのです!オーディエンス録音やオーディエンスショットだけでもマニアがあれほど有難く聞いていた幻のツアーから堂々たるサウンドボード。
 もっとも、音源所有者曰く「これらのサウンドボードはライブの直後にDATのコピーを入手していたものの、リンドレーの死によって公開が可能となった」…これが何を意味するかは察しがつきますよね?そう、彼からコピーしてもらった音源に他なりません。ある意味ロスト・リンドレー・マスターと呼びたくなるほどの貴重な発掘。それならば一公演だけでも世界中のマニアが狂喜間違いなしなのですが、何と複数公演が出現したのです。
 ただでさえ臨場感が希薄で演奏のダイレクト感が過剰になりやすいPAアウトのサウンドボードがDAT録音ともなればさらに強まってしまうジレンマへと陥りがちなのですが、ジャクソンとリンドレーの二人だけという音数の少なさが完全に吉と出ました。二人のボーカルと演奏のバランスはもはやオフィシャル・レベルといっても過言ではなく、ここに歓声のアンビエントを加えたら普通にライブアルバムとして成立してしまうことでしょう。
 
 まずリリースされるのは『MALMO 1997』の五日前に行われたノルウェーはベルゲン公演。何しろこのツアーは二人だけの身軽なフォーメーションで行われたこともあり、セットリストがその日によってまるで違う。それはジャクソンのレパートリーだけでなく、リンドレーのレパートリーにまで当てはまるのです。おかげで序盤から名曲が惜しげもなく披露され、なおかつ演奏する彼らがステージを心から楽しんでいる様子が伝わってくるのもDATのPAサウンドボードならでは。
 その最たる例が当時の近作の一つであった「Two Of Me Two Of You」の演奏を途中で止めて別の曲へと変えてしまう場面。代わりに演奏されたのが70年代の未発表曲「You Asshole You」であり、これこそ70年代半ばにリンドレーと出演したメイン・ポイントでのラジオ中継ライブへとタイムスリップしてしまうマニア感涙な光景。当然ながら久しぶりの演奏となった訳ですが、そこをサラリと合わせるリンドレーがまたお見事。
 一方でリンドレー自身がアーティストとしての名声を確立しており、お互いのスケジュールの関係から短期のツアーしか実現しなかった要因でもあります。そこはジャクソンもよく解っており、このツアーでは毎晩でリンドレーのレパートリーも数曲演奏、なおかつ彼の曲ではバックも付き合ってあげていたという貴重さ。これがまた伝説のツアーとされる所以なのですが、ジャクソンが彼の曲でバックに徹する様子もクリアーに聞き取れるのがまたサウンドボードならでは。
 その抜群の音質ゆえマニアから初心者まで安心して楽しめる衝撃の新発掘ステレオ・サウンドボードというのはもちろん、あまりにも貴重なツアーから登場したサウンドボードは先日の来日公演の余韻も残っているこのタイミングには嬉しすぎるプレゼント。おまけに二人で演奏するシンプルな「Take It Easy」がまた最高なんです。
ちなみにメイン・ポイントでの本家「You Asshole You」はこれまた定番音源のベスト・バージョンとしてマニアから高く評価された『THE MAIN POINT 1975』でどうぞ!




Disc 1 (56:45)
1. Intro
2. For Everyman
3. Lawless Avenues
4. Talk
5. Miles Away
6. Talk
7. Looking East
8. Talk
9. Two Of Me Two Of You [aborted]
10. Talk
11. You Asshole You
12. Talk
13. Ragbag
14. Quarter Of A Man
15. Mercury Blues

Disc 2 (34:27)
1. Talk
2. Song For Adam
3. Take It Easy
4. Talk
5. Fountain Of Sorrow
6. Talk
7. The Load-Out
8. Stay

STEREO SOUNDBOARD RECORDING