JACKSON BROWNE - LENOX 1990 SOUNDBOARD(2CD) [ZION-243]

JACKSON BROWNE - LENOX 1990 SOUNDBOARD(2CD) [ZION-243]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Berkshire Performing Arts Center, Lenox, MA, USA July 15th 1990 STEREO SBD

 ここのところめくるめくようなサウンドボードの発掘が続いているジャクソン・ブラウン、今度は1990年のレノックス公演が登場。ジャクソンは前年に『WORLD IN MOTION』をリリースしたところ、それまでにない商業的な失敗を経験することになり、結果として前作『LIVES IN THE BALANCE』から導入された政治色を押し出した歌とシンセを導入したサウンドの路線変更を余儀なくされてしまいます。そんなジャクソンは90年を迎えるとむしろ迷いから覚めたかの如く、それまでと違う小編成のアコースティック・バンドによるライブ活動を行っていました。
 自身がアーティストとして脚光を浴びたデヴィッド・リンドレーの代わりに80年代半ばからジャクソンの右腕として活躍したスコット・サーストンは当然として『LIVES IN THE BALANCE』のレコーディングに参加していた女性パーカッショニストのデボラ・ドブキンを従え、ここ数年のジャクソンに無かったようなバンド編成、実質的にドラムレス状態のアコースティック・ツアーとして敢行されたのです。
 そもそも90年代のジャクソンはバンドを従えたツアーの合間で弾き語りの単発ステージや小メンバーのアコースティック・ツアーを行う傾向があり、それはまるで自身のアコースティックなサウンドのルーツを忘れるまいとしているかのようですらありました。その最たる例が先週リリースされたリンドレーとのデュオ・ツアーを完璧なサウンドボード録音にて収録した『BERGEN 1997 SOUNDBOARD』と『RESCIA 1997 SOUNDBOARD』という衝撃の発掘だった訳でしたが、今回もまた世界中のマニアを驚かせるに相応しい素晴らしい音源なのです。

 それにしてもジャクソン・ブラウンのPAアウトからのサウンドボードはどれも本当に音質がイイ。この手の音源はとかく演奏をダイレクトに捉えすぎるきらいがあり、ライブのダイナミズムを伝えきれないというジレンマに陥りがち。それが90年代のDATサウンドボードになるとさらに顕著なのですが、これまで登場してきたジャクソンのサウンドボードがそうであったように、今回もまたオフィシャル・クラスの鮮明な音質だけでなく、アコースティック・トリオならではの親密な演奏ぶりまで感じさせてくれるからエライ。
 おかげでこの時代のジャクソンのバンドサウンドとは違うシンプルだが、かといって頼りない音でもないトリオならではの魅力が全開。そもそも90年のトリオ・ツアーは97年のリンドレーとのデュオの時と同じようにマニアの間で伝説化されていたツアーでして、音源の存在自体が希少だった。それどころかオーディエンス録音のアイテムすらリリースされた事がないときた。
 そんな伝説のアコースティック・トリオ・ツアーから衝撃のサウンドボードというだけでも世界中のマニアに衝撃を与えるには十分だというのに、この幻のツアーが完璧なステレオ音質で聞かれるとは。

 前年までのジャクソンがシンセサイザーも取り込んだバンドツアーだったのに対し、ここではトリオのシンプルな構成かつアコースティックなアレンジで演奏されたことから、シンセや打ち込み導入といったサウンドのせいで迷走期とまで形容されがちだった『WORLD IN MOTION』収録曲も初めて曲の良さが浮き彫りになったという点が大変に意義のあるツアーでした。
 その最たる例が「Anything Can Happen」で、実はジャクソンらしい快活な雰囲気を持つ曲であったことを思い知らされますし、何しろ音が良いからいよいよ魅力がはっきり伝わってくる。今でこそ、これらの楽曲も正当な評価を受けていますが、当時はライブでの反応も芳しくなかったという現実があった。だからこそシンプルでアコースティックな演奏の魅力が際立つのです。
 もちろん「Take It Easy」からの「Our Lady Of The Well」、あるいは「Jamaica Say You Will」から「These Days」までの必殺ファースト・アルバム・コーナーといった往年のクラシックスを自信たっぷりに取り上げてくれたことも、まるで当時のジャクソンが自身を取り戻した現れであるかのよう。ですが、そうした新旧おりまぜた90年時点でのベストすぎるセットリストで繰り広げられるアコースティック・トリオの素晴らしいステージは筆舌に尽くしがたい。先週の97年デュオ・ツアーもそうでしたが、今回もまた伝説のアコースティック・ツアーを完璧な音質でプレイバック。絶対に満足保証の初登場ステレオ・サウンドボードです!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (57:28)
1. Farther On
2. World In Motion
3. Take It Easy
4. Our Lady Of The Well
5. For Everyman
6. Rosie
7. Jamaica Say You Will
8. Doctor My Eyes
9. These Days
10. Late For The Sky
11. Soldier Of Plenty
12. Your Bright Baby Blues

Disc 2 (58:19)
1. Fountain Of Sorrow
2. I Thought I Was A Child
3. Rock Me On The Water
4. The Pretender
5. Anything Can Happen
6. For A Dancer
7. Before The Deluge
8. Lawless Avenues
9. Linda Paloma
10. The Load Out
11. Stay

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Jackson Browne - vocals, piano, guitar
Scott Thurston - guitar, backing vocals
Debra Dobkin - percussion, backing vocals, lead vocals on Stay