JEFF BECK GROUP - ROUGH AND READY REEL MASTERS(1CD)* 3rd Press plus Bonus CDR* Numbered Stickered Edition Only [IMPORT TITLE]

JEFF BECK GROUP - ROUGH AND READY REEL MASTERS(1CD)* 3rd Press plus Bonus CDR* Numbered Stickered Edition Only [IMPORT TITLE]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。


Taken from the original 10.5 inch reel to reel tapes belonged to Cozy Powell

2002年末にリリースされ、世界中のファンを驚愕させた、ベック・史上最強のセットタイトル「Rough And Ready Reel Masters」が蘇ります。故コージー・パウエルが所有していたとされる、アルバム「Rough And Ready」のファイナル・ミックスに至る過程を収録したリール・マスター5本をダイレクトにCD化した5枚組ボックスセットの音源を1枚のCDに収録。こういった形で所有したかった!と思っていたファンも多かったのではないでしょうか。海外のタイトルでは5枚のCDを1枚にコピーしたタイトルが10年程前に出回っていましたが、5枚をそのままCDに収めると80分を超えてしまうため、それには一曲を外した18曲が収録されていましたが、本盤では曲間の完全な無音部分を削除する事で、全ての19曲を完全収録しています。収録時間は79分35秒。曲間の無音テープノイズは削除してないので、必要な部分は全て収録されています。本盤では2002年のリールからトランスファーされたときに生じたと思われる1曲目のGot The Feelingの冒頭ノイズやReel #5の「BASFテープ」トラックに散見されていたノイズ等、全てを原音に影響が無い程度に除去。ベストなクオリティでの19トラックをリールの順番(表記されていた日付ごと)で、一気に楽しむことができます!オリジナルのボックスで、その音同様に、世界のベックコレクターを驚かせたのはリールの外箱に書き加えられていたテキストや、「リール#1」の中から発見されたイギリスCBSのA&Rヘッドのダン・ロギンズ宛てのレター等も勿論、ジャケインナーに復刻。 コンパクトな形状ながら、音・装丁ともに、リニューアルに相応しい1枚に仕上がっています。

それでは久しぶりにあの5枚のリールに封じ込められていた音を再生してみましょう。改めて驚かされるのが、その音の鮮度、クリアーさ、分離の良さ、そしてコージーのドラムの録りに代表されるパンチの効いた音の鋭さです。ヴァージョン云々の前に、これまで聴いてきたオフィシャル「ROUGH AND READY」とは何だったのか、ということを考えさせられるタイトルであると言えるでしょう。特にオフィシャルでは、Reel 1に収録されているJim Green Mixのリールに付随していたレターの指示書にあるとおりに、速度とピッチを落として収録されてしまったGot The FeelingとSituationが初めて、元の状態のテイクで聴くことができます。JIM GREEN MIX 3テイクひとつとってみても、、例えばMIX1はコージーの肉声カウントから始まるとか、ボーカルテイクが全く違うとか、MIX2はハンドクラップを大きめに録音したり、ピアノソロの前のジェフのスライドを消し忘れてるとか、最後のボブの叫びは初登場(Trk2)であるとか、様々な発見があります。ただ、そういったオフィシャルとの違いを細かく語る以前に、一聴した誰もが、あまりに鮮烈なサウンドとダイナミズムに圧倒されるでしょう。ぜひぜひ、この1971年夏にミックスされた鮮烈な音像に身をゆだね、ロックの真髄に触れて頂きたいと思います。本セットの登場で初めて世に出た「JULY 13TH」と言うタイトルの未発表インストナンバーは本タイトルの目玉のひとつ。未発表曲が殆どないべックの衝撃の発掘音源でした(Reel #2には「Rough Mix」と表記されており、Reel #4にはより完成されたテイクが収録されています)。また「HIGH-LEVEL」と称されるReel #5は、オフィシャル盤とは比較にならない真のダイナミズムに満ち溢れた、まさに強烈極まりないサウンドで録音されており、凄まじい迫力が体感できる、まさに必聴テイクです。I'VE BEEN USEDはこのトラックのみベースがファズがかかってない、しかもややショートバージョンです。(いずれにせよ、このReel 5のHeads(Short Business)や Raynes Park Blues(Max's Tune)のノイズが綺麗に消えているのは特筆すべきアドバンテージです。)本作は、今もってべックの研究用アイテムとしては世界最高峰のひとつであることは言うまでもありません。名盤「ROUGH AND READY」の真髄に触れることのできる決定盤音源集。

★オリジナル5CD BOX リリース時の、beatleg誌 vol.31(2003年2月号)のレビュー要約です。素晴らしい解析・解説ですので、参考までにここに記させていただきます。

驚異的音源が発掘された。第二期ジェフ・ベック・グループが1971年10月に発表した「ROUGH AND READY」のファイナル・ミックスである。5本のリール・マスターをそのまま5枚のCDにプレスしたので、それぞれの収録時間は短いものの、30年前のモノとは思えない程のダイナミックなサウンドを届けてくれる。CD化にあたり、音質的には全く手を加えていないとのことなのに、はっきり言ってオフィシャルCDよりも音が良い。ブライトなベックのギター、アタック感のあるコージーのドラム、クリアーなマックスのピアノ、パワフルなクライヴのベース、そしてダイナミックなボブのヴォーカル。「ROUGH AND READY」の本当の姿が明らかになったと言えるだろう。

「Reel 1」
アルバムでのエンジニアはフィル・ブラウンだが、ここではジム・グリーンによるミックスの「Got The Feeling」が3つ収録されている。コージーのカウントから始まるGot The Feeling 1はヴォーカルが別テイクで歌詞も一部違っており、リズム・ギターも別テイクである。Got The Feeling 2は7インチのテイクに近いが、ここでしか聴けないギターもオーヴァーダブされている。エンディングも長く、最後にはボブのシャウトも聴ける。Got The Feeling 3は殆どアルバムテイク。

「Reel 2」
Situation、I've Been Used、Short Businessはアルバムテイクとは音のバランスが少し違っており、生々しさが増しているように思える。驚きの曲が完全未発表のJuly 13thだ。ピアノ中心のグル―ヴィなインストで、マックスの曲だと思われる。ギターはリフのみでソロは無いものの、この時期の未発表曲の登場は衝撃的である。

「Reel 3」
Got The Feelingはアルバムテイクに近く、Situationは4chテイクと思われる。Short Businessはギターが前面に出ており、ヴォーカルも非常にクリア。I've Been Used はイントロにギターを少しオーヴァーダブしてフェイドアウトを早くしたショート・ヴァージョン。このテイクはUK盤の再発LPに収録されている。

「Reel 4」
音のバランスは違うものの、July 13th以外はアルバムテイクに近い。

「Reel 5」
ジャケットに「HIGH-LEVEL」とあるように、素晴らしいサウンドでの収録となっている。Short Businessはヴォーカルテイクが違っており、I've Been Usedはショート・ヴァージョン。Reel 5の日付を見ると、これはレコード会社にマスターを提出した後に、別のエンジニアリングによってりマスタリングされたものと想像できる。当時、リリースされた「ROUGH AND READY」がこのような音質であったならばと思うと残念でならない。本来のピッチで聴ける「Got The Feeling」と「Situation」、ケースに記載された貴重な情報、未発表の「July 13th」、そしてサウンドの質。ベックファンは勿論、「ROUGH AND READY」を聴いたことのあるロックファンには是非聴いてもらいたい。

★更に1CDリリース時の、beatleg誌 vol.173(2014年12月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 2002年末にリリースされた『ROUGH AND READY REEL MASTERS』が12年経って再登場した。ベックファンにとって超重要であるこの作品は、オリジナル盤では5枚組のボックス仕様だった。今回は曲間の無音部分を編集したことで収録時間が79分35秒となり、1枚のプレスCDに全曲が収録されることが可能になった。嬉しいことにオリジナル盤に入っていたノイズは除去されているので、既に持っているファンでも聴いてみる価値は十分にある。「Got The Feeling」と「Situation」はスローに、Jim Green Mixは使うな等の指示が書かれたCBSレコードのDan Loggins宛の手紙や、貴重なデータが記載された5本のリールマスターのパッケージの写真はジャケット内に復刻されている。音の内容はbeatleg vol.31に詳しい記載があるように、コージー・パウエルのカウントで始まるGot The Feelingはボブ・テンチのヴォーカルが別テイクだし、他にもエンディングが長かったりミックスが違っていたりと驚きの連続だ。中でも完全未発表のインスト曲「July 13th」の収録は衝撃的だし、Heads (Short Business)以降の「Reel #5」の高音質サウンドも実に素晴らしい。2002年にオリジナル盤を聴いた時の感動を今回も同じく感じられる1枚だ。

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A letter to Dan Loggins, CBS Records(UK) typed on 18th August 1971. The letter found inside of the reel #1....

「Reel #1」の中に封入されていた英国CBSレコードのD.Logginsa氏への手紙も、内ジャケに印刷されています。
★下記は手紙の対訳文章です。(ご参考まで)

(鉛筆書きで) 1b 1c 2d 2gのジム・グリーン・ミックスは使用しないように

1971年8月18日
CBSレコードのD.Logginsa氏へ

親愛なるDanへ

表題「JEFF BECK」

まず、第一にこのレターと一緒にあるのが、今"Got The Feeling"と呼ばれている"Freezing on Fire"のステレオ・マスターです。どうか、このテープが間違ってどこかに行ったりしないように気をつけてください。

曲目と順番に関しては、下記に記してあります。カッコ内のタイトルは過去にタイトルとして扱われていたものです。

Side 1
(a) "Got The Feeling" ("Freezer" or "It Aint No Good") (1)(スローにして下さい)
(b) "Situation" ("Truth") (2)ISLAND MIX(スローにして下さい)
(c) "Short Business" ("Heads") 
(d) RAYNES PARK BLUES(手書き)

Side 2
(d) "I've Been Used" ("New Song")
(e) "New Ways"
running into ("Getting Away" or "Another Song") ISLAND MIX
(f) "Train Train"
(g) "Jody" ("Jody") ISLAND MIX

アルバムタイトルは"Rough And Ready"ということで同意されてます。

ジェフとグループの間でちょっとした意見の対立が起きてます。ジェフはこれは継続的なグループのレコードだと考えているようです。過去にこのグループは"Jeff Beck Group"と呼ばれていました。ジェフは、今回は"Beck Group"という名前にしたいと考えてます。ここは、お互いの妥協が必要ですね。彼はこのアルバムが"Jeff Beck"のアルバム、と呼ばれることを望んでおらず、ジャケットに彼のソロの写真が使われるアイデアにも反対してます。彼は4人のメンバーの写真を表カバーに使うアイデアを持っており、フロントはイラストなどの似顔絵風に、その場合、べックの写真はバックカバーに使われるでしょう。別のアイデアとしては、表紙には5人の男をフィーチャーし、例えば、四分割したそれぞれにに4人のメンバーを入れ、ジェフは真ん中に置く考えもあります。しかし・・・(手紙はここで切れてます)

★手紙のオリジナルシートは、内ジャケに印刷掲載されています。

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★最初の80枚のみ、ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

(79:35)

Reel #1 Scotch Magnetic Tape
Date: Unknown
Jim Green Mix Of "Got The Feeling" written on back of box
"Job 86245" written on side of box

1. Got The Feeling 1
2. Got The Feeling 2
3. Got The Feeling 3

Reel #2 Scotch Magnetic Tape
Date: 23rd July 1971
"Side Two Masters" written on Island Studios sheet
"Job 86245" written on side of box
Engineer: Phil Brown Asst: Tony Platt(written on sheet)

4. Truth (Situation)
5. New Song (I've Been Used)
6. Heads (Short Business)
7. July 13th (Rough Mix)

Reel #3 Scotch Magnetic Tape
Date: 30th July 1971
"Job # 86245" & "Jeff Beck 15" Stereo" written on back of box
"AL30973" & "BL30973"written on side of box

8. Got The Feeling
9. Situation
10. Short Business
11. I've Been Used

Reel #4: Soundcraft Magnetic Tape
Date: 2nd August 1971
"Job # 86245" & "Jeff Beck - 15" Stereo Copy" written on back of box
"Job 86245" written on side of box

12. Truth (Situation)
13. New Song (I've Been Used)
14. Heads (Short Business)
15. July 13th

Reel #5: BASF Magnetic Tape
Date: 24th September 1971
"Stereo Masters" written on Olympic Sound Studios sheet
"Equator Management - Jeff Beck 23.9.71" written on side of box

16. Heads (Short Business)
17. Raynes Park Blues (Max's Tune)
18. Truth (Situation)
19. New Song (I've Been Used)


★★特別企画

★ジェフ・ベック・グループ「ROUGH AND READY REEL MASTERS」再プレス盤の、初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、「ROUGH AND READY」のUS版クアドロフォニック・8トラ・テープを、通常の8トラ専用プレイヤーで再生した2ヴァージョンを収録したボーナスディスクで特別に付属致します。

JEFF BECK GROUP - ROUGH AND READY QUADRAPHONIC 8 TRACK TAPE(Bonus CDR)
Taken from the original US 8 Track Quadraphonic Tape(EAQ 30973)
Played by the vintage 8 track player

「Rough And Ready」セパレート・ミックス!!ギター・ソロ、ギター・バッキング等、別々に収録されたテイクがミックスされた状態ではなく、リア、フロントという感じでセパレートで体感できるという、まさに感動のアイテムの登場です。ベースになっているQuadrophonic 8trackですが、Quad8のフォーマットがあり、奇数トラックの分をProgram1、偶数トラックの分をProgram 2と言って、Quadraphonic 8-track player(ヘッドが4つある)で再生するときに混合する為、普通のステレオ8 trackプレイヤーで再生すると4チャネル分の半分ずつしか聴けません。今回、CDにデータを吸い出した為、2種のヴァージョンで聴く事が可能になりました。たとえば、Got The Feeling(Program 1)では、ヴォーカル有り/ベース・レス/ピアノのバッキング無し、ギター・ソロ有り、ギターのバッキングが小さめ、Got The Feeling(Program 2)では、ヴォーカル無し/ドラム・レス/ピアノのバッキング有り、ギター・ソロ無し等、明らかに違う2テイクを楽しむ事ができます。Situation(Program 1)ではショート・ディレイをかけた感じで判るように、ベックのプレイが以外とラフ(いい意味で)なんだなというのも判ったりします。Situation(Program 2)では冒頭から入るナチュラル・トーンのギターが聴こえ、こちらは正確なリズムだったりします。Max's Tune(Program 2)では、エレピのソロで、2拍4拍のスネアが入らない為、非常に面白いテイクが聴けます。 (Max's TuneとShort Businessの曲順が逆に収録されています)ベース・レスのShort Business(Program 1)、ドラム・レスのShort Business(Program 2)、I've Been Used(Program 2)/New Ways/Train Train(Program 2)では、ボーカル・レスの為、違った角度でバンド・アンサンブルを堪能できます。ラスト・トラックのJodyでは、基本的にヴォーカル/ドラムのみの(Program 1)、ピアノとベースのみの(Program 2)と、まるで違う2テイクを味わう事ができます。まさにそれぞれのメンバーのプレイが生々しくダイレクトに伝わる感動の7トラック(14テイク)。ベック・ファンが間違いなく外せないスペシャルなボーナス・アイテム。

★beatleg誌 vol.173(2014年12月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 『ROUGH AND READY REEL MASTER』の初回限定ナンバー入りステッカー付きには、ボーナスとして『ROUGH AND READY』のUS版クアドロフォニック・8トラ・テープの音源を収録したボーナスディスクが付く。テイク違いが収録された4チャンネル盤の、8トラ・ヴァージョンである。たとえテープを持っていたとしてもハードが無ければ聴けないのでCD化は嬉しい。ギターソロとバッキング、ヴォーカル、ベース、ピアノ、ドラムがセパレートされ、リアとフロントとで2ヴァージョンのテイクが聴けるようになっている。4チャンネル盤でしか聴けないギターテイクが縡ではメインなので印象が違って聴こえるし、収録時間の関係で「Max's Tune」と「Short Business」の曲順が違っているのも面白い。4チャンネル盤では「Got The Feeling」と「Situation」が『REEL MASTERS』同様のピッチだったのに、この8トラではスローになっているのが興味深い。

(76:46)
Program 1
1. Got The Feeling
2. Situation
3. Max's Tune
4. Short Business
5. I've Been Used
6. New Ways / Train Train
7. Jody

Program 2
8. Got The Feeling
9. Situation
10. Max's Tune
11. Short Business
12. I've Been Used
13. New Ways / Train Train
14. Jody

Special Bonus CDR for limited stikcered edition of "ROUGH AND READY REEL MASTERS"(1CD)