【取り寄せ】BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND - LEWISTON 1977 JOE MALONEY MASTER(2CD) [IMPORT TITLE]

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Live at Central Maine Youth Center, Lewiston, ME. USA 19th March 1977 PERFECT SOUND

 名テーパー、ジョー・マロニーは何とブルース・スプリングスティーンのステージの模様まで収めていました!これまでに彼が公開してくれた音源の傾向からして圧倒的に「プログレに強いテーパー」というイメージだったのですが、1970年代半ばに行われたアメリカでのライブの録音を得意とした彼がスプリングスティーンまでテープを回していてくれたのですね。しかも嬉しいことに、彼が録音したのはマニアの間で高い人気を誇る1977年ツアーだったのです。一般ファン的には、よりメジャーな知名度を誇る翌年の「ダークネス・ツアー」をも凌ぐとまで言われた77年ツアー。嬉しいことに、その強烈なステージを捉えた優良音源に恵まれた時期でもあります。それらベスト・リリースとして高い評価を受けたのが以下のアイテム。

・2月13日『DEFINITIVE SOUL CRUSADERS』
・2月15日デトロイト『DETROIT 1977』
・2月22日ミルウォーキー『MILWAUKEE 1977』
・2月22日セントルイス『WILD FOX EVENING: ST. LOUIS 1977』(CD-R)
・3月22-24日ボストン『LEGENDS FROM THE MUSIC HALL』
・3月25日ボストン『ARE YOU READY FOR THE FINAL MOMENT?』

 これらの内、2月のステージはどれもスプリングスティーンのスタッフが録音した「オフィシャルな」オーディエンス録音としてトレーダー間に広まったもの。そこに加えて77ツアーはサウンドボード録音が発掘されたことがなかった。その上でスタッフがミキサー・エリアからオーディエンス録音した音源が大量に発掘されたものだから、もはや「77年ツアーにサウンドボードは存在しないのか?」とまでマニアが杞憂したほどの状況だったのです。
ところが昨年、スプリングスティーンのオフィシャル・ライブ・ダウンロードの一環でまさかの77年ツアー、おまけにPAアウトながらも世界中のマニアが夢見ていたサウンドボード録音が一気に二公演もリリース。過去盤では欠片も聞けなかったようなサウンドボードを出してくるとは、さすがオフィシャル…世界中のマニアをアッと言わせたのです。ちなみにオフィシャルのライブ・ダウンロードは「ダークネス・ツアー」における名演中の名演であったパサイック三公演からあの9月19日ではなく、何と20日の公演をマルチトラック録音でリリースしてみせたかと思えば、最新作では1993年ツアーの終盤のベネフィット・コンサートをリリースし、クリスタル・キャットの「MEADOWLANDS NIGHT」をあっさり葬り去ってみせるなど絶好調。

ところが77年ツアーに関しては、先にリストアップした各アイテムの価値がまったく色褪せていない。それは一重に、オフィシャルでリリースされたサウンドボード二公演がツアー最初の二日間であったから。77年ツアーが高い人気を誇る要因の一つには、ただでさえ短かったスケジュールの中でライブの構成が劇的に変化し続けたということが挙げられます。よって各アイテムがそういったツアーの変化をドキュメントしてくれる極上音源としての価値を未だに保ち続けているのです。それでもリリースのアイテムはツアー前半と終盤に偏っており、その他の時期が抜け落ちた状態がマニアにとっては物足りない状況だったはず。さらに言えばスタッフが残したオーディエンス録音は3月にも存在するのですが、困ったことにどれも不完全な状態のものばかり。ありがたいことにジョー・マロニーが録音してくれたステージは、そんな空白を埋めてくれるかのような絶好の時期を捉えてくれていたのです。

それが今回リリースされる3月19日のルイストン公演。時期としては、千秋楽ボストンを控え、そろそろ短期のツアーがラストスパートへと差し掛かろうとしていた時期。言うなれば「最後の過度期」とでも呼びたくなるのですが、そのセットリストには独特さがはっきり現れています。オープニングこそ定番の「Night」ですが、二曲目には「Don't Look Back」が登場。この構成こそツアー後半を象徴した展開でしょう。
それでいてアニマルズのカバー「It's My Life」がまだ生き残っているというのも面白い。同曲は75年ツアーの末からレパートリーに導入され、同時期に始まっていた初代マネージャー、マイク・アペルとのトラブルに対する自身の気持ちを表すかのごとくダークなアレンジで演奏されていました。ところが77年ツアーでは帯同したマイアミ・ホーンズのトランペットが鳴り響くドラマチックなアレンジへと生まれ変わり、おまけにボストン初日を最後としてレパートリーから姿を消すという運命にあったのです。それに何と言っても77年ツアーならではのワイルドすぎるスプリングスティーンの歌いっぷりがこの日も絶好調。それは「Thunder Road」一曲を聞いただけでもはっきりと。そして毎回長尺ながらも、これまた圧巻の演奏が毎晩の目玉であった「Backstreets」も素晴らしい。
そういった77年ツアーならではの魅力はもちろんですが、この日のショー後半も充実の演奏が連発。それが「Jungleland」において冴えをみせている。本当にこのツアーでの彼はハイパーなパフォーマンスをやすやすとこなしているのだから凄い。そして「Rosalita」では始める前にジーン・ヴィンセントの「Be-Bop-A-Lula」を軽く口ずさみ、そこにクラレンス・クレモンズとマックス・ワインバーグがすかさず合わせてくるという粋なオープニング。

そんな聞きどころ満載のステージを、マロニーはいかにも彼のオーディエンス録音らしいモノラルで腰の据わった音質で捉えてくれました。一連のスタッフ録音やボストンのような優等生バランスの音像には及ばないものの、それでも絶妙なバランスで演奏と臨場感の両方を捉えたモノラルのウォーミーな味わいが非常に魅力的。さすがはジョー・マロニーと呼びたくなる仕事ぶりであり、過去にリリースされてきた彼の録音と同じクオリティで聞けるとなれば、77年ツアーから新たなる名盤の誕生だと断言いたします。
これほどまでに充実した内容と音質を誇り、しかも以前から出回っていたこの音源がどうして今までリリースされてこなかったのか?その答えは簡単。全体を通してのプチノイズに苛まれていたからに他なりません。中でも「It's My Life」では一分の間で複数のプチノイズが混ざってしまっていたほど。そこで今回のリリースに当たり、音源通して頻発していたプチノイズを徹底的に削除。元の状態から一気にクリアーな状態へと生まれ変わり、掛け値なしに限定のプレスCDリリースが相応しい状態へと昇格させました。さらには高めだったピッチまでも正確にアジャスト。気品あるモノラル・レコーディングを磨き上げ、77年のワイルド・パフォーマンスがより一層味わえるアイテムとしてリリースされます。ジョー・マロニーはスプリングスティーンを録音しても凄かった!



Disc 1 (45:03)
1. Night 2. Don't Look Back 3. Sprit In The Night 4. It's My Life
5. Thunder Road 6. Mona / She's The One

Disc 2 (72:25)
1. Tenth Avenue Freeze-out (with Miami Horns) 2. Action In The Streets (with Miami Horns)
3. Backstreets 4. Jungleland 5. Rosalita (with Miami Horns)
6. Born To Run 7. Quarter To Three (with Miami Horns)