THIN LIZZY - OFFENBACH 1982(2CDR) [Shades 1792]

THIN LIZZY - OFFENBACH 1982(2CDR) [Shades 1792]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Stadthalle, Offenbach, Germany 16th March 1982 PERFECT SOUND

 PINK FLOYDにも認められた名手を迎え、独特な魅力を湛えていたスノーウィ・ホワイト時代のTHIN LIZZY。そのフルショウを現場体験できるライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1982年3月16日オッフェンバッハ公演」。その強力オーディエンス録音です。後期THIN LIZZYはド派手な2大ヒーロー:ゲイリー・ムーア/ジョン・サイクスが注目されがちで、中継ぎのスノーウィ時代はあまり語られるチャンスが少ない。良い機会でもありますので、ここで見逃されがちな活動全景から振り返ってみましょう。

●1980年
《4月:スノーウィ・ホワイト加入》
・4月2日ー13日:アイルランド(10公演)
《4月18日『SOLO IN SOHO』発売》
・4月22日ー6月15日:欧州#1(37公演)←※公式ROCK LEGENDS
・9月24日ー10月4日:日本(8公演)←※TOKYO 1980 2ND NIGHT
《10月『CHINATOWN』発売》
・10月9日ー10月25日:オセアニア(10公演)
・11月15日ー12月20日:北米(26公演)
●1981年
・1月17日ー2月22日:欧州#2(27公演)
・4月4日:ダブリン公演
・7月28日ー8月29日:欧州#3(10公演)←※公式ROCKPALAST
《11月『RENEGADE』発売》
・11月11日ー12月17日:英国#1(29公演)←※公式AT THE BBC
●1982年
・2月4日ー3月18日:欧州#4(29公演)←★ココ★
・4月22日ー5月1日:英国#2(8公演)←※DOMINION 1982
・8月1日:カスルバー公演
《8月スノーウィ離脱→9月サイクス加入》

 これがスノーウィ時代のTHIN LIZZY。当時の記録と言えば、フル・プロショット『AT ROCKPALAST』が代表格で、他にボックス『AT THE BBC』『ROCK LEGENDS』でも中尺のサウンドボード・アルバムが発掘。3大公式ソースとなっています。本作のオッフェンバッハ公演は、そのどれよりも後期にあたる「欧州#4」の27公演目にあたる。この時期には当店の名作『DOMINION 1982 COLLECTOR'S EDITION(Shades 007)』も定番となっており、本作はその約1ヶ月半前でもありました。
 そんなショウで記録された本作は最近になって公開された新マスターで、鮮やかシャープなエッジも鮮烈なクリア録音。いかにもオーディエンスらしいタイプではあるものの、空気感による濁りや曇りはまるでなく、レーザー光線のように凛とした芯が真っ直ぐに届く。一聴すると高音の伸びに特化したバランスのようにも思えますが、重低音がスポイルわけではない。むしろゴリゴリとしたベースのアタック音も鮮烈で、それが数珠のように連なってグルーヴを生み出しているのがよく分かる。現場となった“Stadthalle Offenbach”は日本で言うTOKYO DOME CITY HALLやグランキューブ大阪くらいの会場なのですが、不思議なほどホール鳴り成分だけがスポイルされ、サウンドボードにも匹敵するタイト感を誇っているのです。
 しかも、本作はそんな新録音を整えた最高峰盤でもある。正直なところ、ネット原音は編集が荒かったのか所々でノイズブレもありました。本作ではそうした細部も綺麗にトリートメント。原音の鮮やかさは汚すことなく、音楽作品として聴き通せる完成度を追求しました。
 そんなシャープ・サウンドで画かれるのは、貴重なスノーウィ時代のフルショウ。この時代の象徴である公式フルプロショット『AT ROCKPALAST』と比較しながら整理してみましょう。

●スノーウィ時代(4曲)
・反逆者:Angel Of Death(★)/Renegade(★)/Hollywood (Down on Your Luck)
・チャイナタウン:Killer On The Loose(★)
●クラシックス(9曲)
・脱獄:Jailbreak/Cowboy Song/The Boys Are Back In Town
・ブラックローズ:Waitin' For An Alibi/Got To Give It Up
・その他:Don't Believe A Word/Suicide/Bad Reputation(★)/Baby Drives Me Crazy
※注:「★」印は公式映像『AT ROCKPALAST』で聴けなかった曲。

……と、このようになっています。『RENEGADE』の制作中だった『AT ROCKPALAST』とは異なり、「Angel Of Death」からスタートする1982年らしいセット。新曲だけではなく、スノーウィが弾く「Bad Reputation」は『AT THE BBC』や『ROCK LEGENDS』の公式サウンドボードでも聴けなかった美味しい1曲です。
 「ポップなフィルのソロ」と「ヘヴィなリジィ」の棲み分けを深め、『THUNDER AND LIGHTNING』への歩みを始めた1982年のTHIN LIZZY。本作は、見逃されがちな過渡期のステージをクリア・サウンドで体験できるライヴアルバムです。ソロを平行するほど創作意欲が止まらなかったフィルと、歴代でも濃厚なブルース・テイストで支えたスノーウィ。両雄が並び立っていた貴重な現場、どうぞ存分にご堪能ください。

★「1982年3月16日オッフェンバッハ公演」の強力オーディエンス録音。最近になって公開された新マスターで、鮮やかシャープなエッジも鮮烈なクリア録音。空気感による濁りや曇りはまるでなく、レーザー光線のように凛とした芯が真っ直ぐに届く。ゴリゴリとしたベースのアタック音も鮮烈で、サウンドボードにも匹敵するタイト感を誇っています。『RENEGADE』の新曲群やスノーウィが弾く「Bad Reputation」も美味しいフルショウを現場体験できます。

Disc 1(43:31)

01. Angel of Death
02. Renegade
03. Waitin' For An Alibi
04. Jailbreak
05. Got To Give It Up
06. Don't Believe a Word
07. Killer On The Loose

Disc 2(43:12)

01. Cowboy Song
02. The Boys Are Back In Town
03. Hollywood
04. Suicide
05. Bad Reputation
06. Baby Drives Me Crazy

Phil Lynott - Bass, Lead Vocals
Brian Downey - Drums
Scott Gorham - Guitar, Backing Vocals
Snowy White - Guitar, Backing Vocals
Darren Wharton - Keyboards