THE WHO - LOS ANGELES 1980 5TH NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES (2CDR) [Uxbridge 1969]

THE WHO - LOS ANGELES 1980 5TH NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES (2CDR) [Uxbridge 1969]

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Live at Sports Arena, Los Angeles, CA, USA 28th June 1980 TRULY PERFECT SOUND

 これまでマイク・ミラードの録音によるザ・フー1980年一連のLA公演はどれも彼らしい最高のクオリティにて録音されていたのですが、今回は遂に1980年LA公演の最終日が登場。
 当時のザ・フーはアメリカにおいて正に人気の絶頂にあり、その結果LAでもメモリアル・スポーツ・アリーナで五夜、さらにLAフォーラムで二夜、合計で何と7公演もセッティングされるほどの過熱ぶり。
 それらの中から生み出されたのが最初に挙げた一連のミラード録音タイトルだった訳ですが、これらの録音から一貫して伝わってくるのは、完全にこの時期こそがケニー・ジョーンズ在籍時ザ・フーのライブにおけるピークであったということ。
 どの日もLAのオーディエンスは大いに盛り上がっており、それに応えるグループの演奏がまたアツい。それがLA公演の最終日ともなれば言わずもがな。
 何と言ってもミラードならではの素晴らしいクリアネスと鮮度、さらには音像の迫力が今回も炸裂しており、それこそプレスCDでリリースされたとしても何ら不思議でないレベル。

 となるとバンドはエンジン全開となっており、特にライブ前半はこれでもかというくらいに強靭な演奏を見せつけてくれる。ピートやロジャーもキース・ムーン亡き後のザ・フーがいよいよ軌道に乗ってきたという手応えをはっきりと感じていたはず。特に「See Me, Feel Me」までは盤石な演奏ぶり。
 しかしピートがそのままショーを大人しく終わらせるはずもなく、「Long Live Rock」からハイテンションにバンドを引っぱり始めます。その勢いでライブ後半を一気に駆け抜けるのですが、ピートお得意のアドリブ・モードが炸裂したのは意外にも「Summertime Blues」。
 驚いたことに伝家の宝刀というべきあのリフをピートが弾こうとせず、 代わりに軽やかな雰囲気で雪崩れ込むのが面白い。この日のピートは飽きるほど演奏してきた曲を素直に弾く気が無いのは明らかで、歌パート以外は別の曲に聞こえるほど軽快な「Summertime Blues」が披露されたのでした。
 ここからさらにアドリブ欲の止まらないピートは何を思ったかアメリカを意識したかのごとくキングスメンのスタンダード「Louie Louie」を歌い出してみたものの、他のメンバーが誰もついてこなくて(爆笑)あえなく玉砕。
 このまま演奏が五里霧中になってしまうかと思えたところでジョンが無難に「Twist And Shout」を歌い出して助け舟となったのでした。
 この自由な展開の場面を聞いただけでも、やはり1980年LAこそがケニー・ジョーンズ時代ザ・フーのピークだったのだと確信できるほどスリリング、なおかつ聞いていて本当に面白い場面なのです。
 そして音質が抜群に良く、今回も安定のミラード・クオリティが炸裂。これまでの彼の手になる80年LA公演同様、今回もケニー期フー・ライブの入門編として極上な手引きとなるであろう一枚です。


Disc:1 (65:33)
1. Intro
2. Substitute
3. I Can't Explain
4. Baba O'Riley
5. My Wife
6. Sister Disco
7. Behind Blue Eyes
8. Music Must Change
9. Drowned
10. Who Are You
11. 5:15

Disc:2 (63:25)
1. Pinball Wizard
2. See Me, Feel Me
3. Long Live Rock
4. My Generation
5. I Can See For Miles
6. Naked Eye
7. Won't Get Fooled Again
8. Summertime Blues > Louie Louie (snippet)
9. Twist And Shout
10. The Real Me