ERIC CLAPTON - ROYAL ALBERT HALL 1991 10TH NIGHT: COMPLETE BROADCAST (2CD) [Beano-263]

ERIC CLAPTON - ROYAL ALBERT HALL 1991 10TH NIGHT: COMPLETE BROADCAST (2CD) [Beano-263]

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商品詳細

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Live at Royal Albert Hall, London, UK 17th February 1991 STEREO SBD(UPGRADE)

【ジャーニーマン・ツアーの決定版にして1991年RAH9ピースバンド、サウンドボード録音の究極マスター登場!】

 1991年2月17日のロイヤル・アルバート・ホール公演と言えば、イギリスの興行記録を打ち立てた伝説の24夜連続公演「24 NIGHTS」の一夜であり、2形態目の9ピースバンドで行なわれた「ロックナイト」として、当時BBCラジオにて放送されたステレオ・サウンドボード録音の完全版エアチェック音源から「PLAY WITH FIRE」、「PLAY WITH FIRE REVISITED」、「ZENITH」等数々のCDアイテムを生み出した名音源、名公演でありました。この連続公演は、「ジャーニーマン・ツアー」を締めくくった最終行程でもあったことから、「ロックナイト」の集大成ステージとしても高く評価されたものです。有名音源につき、クラプトンファンならずとも、彼の代表音源の一つとして持っておくべき「一家に一枚」的な定番音源に位置づけられるものでした。しかしながら既発盤はヒスノイズが目立っていた上に、いずれもラジオ放送におけるDJのコメント部分における曲中・曲間カット部をフェード処理や別公演からの補填で処理していました。今回、この名音源をかのGraf Zeppelinが改めてエアチェックマスターの時点からリマスターをしてくれました!その結果、ヒスノイズが抑制され、帯域バランスの最良調整と位相の適正修正が行なわれたため、音質が明るめで、なおかつLayla冒頭のギター音に感じられたような音のざらつきもない過去最高音質となりました。そして曲中・曲間カット部の補填および音切れ部の差し替えを同日の別のステレオ・サウンドボード音源を帯域調整の上でパッチすることにより違和感をなくし、初の一切フェイクのない全長版全曲完全収録を実現しました。

超クリアな音質に裏付けられた位相は以下の通り。

クラプトンのボーカル、ギター、イーストのベース、フェローンのドラム:センター
イーストのボーカル、リベルのオルガン、パーマーのギター:やや右
フィリンゲインズのボーカル、ピアノ&シンセ、女性コーラス、パーカッション:やや左
のっけのPretendingでは目立ちにくかったクラプトンのリズムギターやクーパーの叩くコンガの音も鮮明に聞こえます!ここに定番音源の最高最終バージョンが登場したのです!

【ロックミュージシャン、クラプトン絶頂期の記録】

 それではここでクラプトンの1991年の活動履歴日程を振り返ってみましょう。この年は大変な一年でした。
・1月21日〜25日:来る「24 NIGHTS」に向けて、アイルランド、ダブリンのホール、ザ・ポイントにて、4ピースバンドのリハーサル
・1月26日〜29日:来る「24 NIGHTS」に向けて、アイルランド、ダブリンのホール、ザ・ポイントにて、9ピースバンドのリハーサル
・2月5日〜3月9日:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにて24夜連続公演「24 NIGHTS」を実施(この間の2月20日には、「ブルースナイト」のリハーサルをバークシャーのブレイ・スタジオにて行なう) 

<24 NIGHTS>
Rock Night(4ピースバンド):2月5日、6日、7日、9日、10日、11日
Rock Night(9ピースバンド):13日、14日、15日、17日、18日、19日 ←★ここ★
 Blues Night:23日、24日、25日、27日、28日、3月1日
 Orchestra Night:3月3日、4日、5日、7日、8日、9日
・1991年9月4日:ロサンゼルス、ロキシーでのバディ・ガイのギグに飛入り。
・1991年9月26日:ハリウッド、ザ・パレスで収録されたネイザン・イーストがハウスバンド・リーダーを務めるコメディショウに出演。この模様は29日の日曜にFOXチャンネルで放映された。
・1991年12月1日〜12月17日:ジョージ・ハリスンのジャパン・ツアーを自らのバンドと全面バックアップ 

 これを見ていただくと、3月10日から9月3日まで、一切活動していなかったことがお分かりでしょう。クラプトンは、前年の「ジャーニーマン・ワールドツアー」と2年続いてこなしたハードなロイヤル・アルバート・ホール連続公演が終了すれば、完全休養に入り、4歳になった幼い息子コナー君との生活をエンジョイするつもりだったそうです。ところが、その矢先の3月20日、あの事件が起こってしまいました。そのショックから、彼は6か月間一切の活動を停止し、内省の日々を送っていたのです。本作はあの悲劇に遭遇する前、連日成功を収めていた「24 NIGHTS」が佳境に入った10日目、ロックナイトの4日目を捉えたものです。この一ヶ月後に起こる事など彼に予想できるはずもなく、信頼できる「世界最高」と彼自ら称するバックバンドとのステージに奮い立っていた絶頂期にありました。プレイに集中する彼の人生にはネガティヴ要素など微塵もなかった時期でした。ロックミュージシャンとして、まさに最高の舞台に立っていたのです。彼のギタープレイ、歌からは自信に満ち溢れたエネルギーが迸ります。ギターソロはもちろん連日アドリブでしたので、オフィシャルライブ盤とは異なるプレイです。「ロックナイト」は、その前段階で行なわれた4ピースバンドを豪華にしたもの、と言ってよく、4人編成時よりも圧倒的に分厚くなったサウンドが魅力となっています(セカンドギター、パーカッション、セカンドキーボード、バックコーラスが加わりました)。オフィシャル盤「24 NIGHTS」でリリースされた91年の9ピースバンドのライブテイクは、翌日の18日を公式レコーディングしたものでしたので、本作はそれとは一切ダブらないことになります。従ってオフィシャル盤とは異なる、凄まじいクラプトンのアドリブ、ソロが楽しめるというわけです。同じロックナイトでも4ピースと9ピース、90年と91年のテイクを寄せ集めて構成していた、今年リリースされた拡大版のオフィシャルボックス「DEFINITIVE 24 NIGHTS」では欠けていた「ステージの流れ」というものが、本作ではしっかり味わえます。そして収められているパフォーマンスも、オフィシャル盤に優るとも劣らない珠玉のテイクばかり、とくればやはり本作は「24 NIGHTS」の代表作としての意味合いも有しています。ツアー対象アルバム「JOURNEYMAN」からは、Pretending、No Alibis、Running On Faith、Bad Love、Before You Accuse Me、Old Loveの6曲がセットイン。バリバリ、ギンギンのプレイを披露しています。特に Bad Loveのソロでのチョーキングは強烈。さらにOld Loveでの魂を揺さぶるかのような泣きのハンドビブラートは必聴。 Before You Accuse Meでの変幻自在ぶりはストーンズのMidnight Ramblerを彷彿させます。他にもちょっとした聴きどころを挙げますと、Badgeのセカンドソロではパーマーが、クラプトンが弾いたクリームのオリジナルバージョンのソロを完コピしていたり、Member Introductionは、ラリー・グラハム&セントラル・ステーションのThank Youを演奏しながらのものであったり、Laylaのプロローグであるウェザー・リポートのジョー・ザビヌル作のA Remark You Madeにはさらにプロローグがあり、これはダイアー・ストレイツがよくライブで演奏していたインストであったり(恐らく前年の同公演に参加していたストレイツのアラン・クラークが持ち込んだものが継承されたのでしょう)、Sunshine Of Your Love では、恐らく同曲のライブテイクでは最も壮大な(壮絶な?)ドラム&パーカッションソロとオーディエンスとのコール&レスポンスが聴けたり、と細かな点も楽しめます。

このロックナイトを成功裏に収めた勢いで、続くブルースナイト、オーケストラナイトも成功させ、クラプトンは24連続公演を大成功のうちに完遂します。その満足感は恐らく彼のキャリアでも最大ではなかったかと想像できます。しかしそんな彼を一ヶ月後に神様はどん底に突き落とします。それでもその後クラプトンはジョージ・ハリスンのツアーサポートをきっかけに立ち直り、「アンプラグド」を経て、彼の原点であるブルースの本質へと回帰していきます。ルックスも有名デザイナーの派手な衣装を纏った長髪姿からTシャツにジーンズというシンプルな衣装とばっさりカットした短髪にメガネという姿に変わっていきます。まるで人生で大事なものを失ってしまった自分にはもはや虚飾は要らない、とでも言うように。その境地に達したクラプトンも偉大ですが、本作に捉えられた、誰にもできないことをやり遂げつつあった「ギンギンに輝いていた」クラプトンもまた偉大だったと言えるでしょう。間違いなく、ここが「ロックミュージシャン、エリック・クラプトン」のピークでした。プレイヤーとして最高峰を極めていたクラプトンを改めて過去最高音質の本作で是非ご鑑賞ください。

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REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN

(リマスター・メモ)

★今回のメイン音源は、「ZENITH」Beano-061と同じ元素材と思われるものからの最新マスタリング
ヒスが盛大だった「ZENITH」Beano-061と比べ、今回盤は帯域バランスの調整と位相を修正されています。
一方、「ZENITH」Beano-061の後発盤「9 PIECE BAND 1991: Volume 2」Beano-088は、若干拍手や高域が抑え込まれた処理がなされていたようで、また、所々で音にざらつきのあるマスターである(レイラ冒頭のギターなどが分かりやすい)。

★よって、音質が明るめで、ヒスも調整され、なおかつ音のざらつきもない今回のバージョンが総合的に過去最高音質と思われる。

★また、曲中・曲間カット部の補填および音切れ部の差し替えを別枝葉のサブ音源で行い、初の一切のフェイクなしで全曲完全収録を実現。

*過去盤はいずれもフェイク処理や欠落部のフェード処理、または別公演での補填などがあった。
もちろん、今回盤での補填および差し替えは、帯域調整のうえパッチされているので、全く違和感のない仕上がり。
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★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (75:32)
01. DJ Intro
02. Layla Orchestral Intro
03. Pretending
04. No Alibis
05. Running On Faith
06. I Shot The Sheriff
07. White Room
08. Can't Find My Way Home ★6:49-6:51 補填
09. Bad Love
10. Before You Accuse Me
11. Old Love

Disc 2 (72:06)
01. Badge
02. Wonderful Tonight
03. Member Introduction ★0:01-0:04 補填
04. Cocaine
05. A Remark You Made
06. Layla
07. Crossroads
08. Sunshine Of Your Love ★1:17-1:20 音切れ部差替え / 11:39-11:41 補填
09. DJ Outro

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Eric Clapton - Guitar, Vocals
Phil Palmer - Guitar
Nathan East -
Bass Steve Ferrone - Drums
Greg Phillinganes - Keyboards
Chuck Leavell - Keyboards
Ray Cooper - Percussion
Katie Kissoon - Backing Vocals
Tessa Niles - Backing Vocals