THE ROLLING STONES - FRANKFURT 1970(2CD) [IMPORT TITLE]

THE ROLLING STONES - FRANKFURT 1970(2CD) [IMPORT TITLE]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Festhalle, Frankfurt, Germany 5th & 6th October 1970 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(UPGRADE)

 現在まで1970年ヨーロッパツアー唯一のサウンドボードであるパリ二日目(前日のラジオ中継は実質オーディエンス)のベストを刷新した『PARIS 1970 2ND NIGHT: SOUNDBOARD』は完売いたしましたが、テイラー期における最初の絶頂と言ってもいい同ツアーではオーディエンス録音でないと聞けない名演も沢山ある。そんな中でも定番の一つと呼べたのがフランクフルト。都合二日連続で行われたライブはどちらもオーディエンス録音が存在しており、初日に至っては二種類の音源まで存在する。
 そんな10月5日ですが、今回のリリースに際して採用したのは「recorder 2」。元は「recorder 1」に収録されていない曲の補填要員としてDACレーベル『BRING ON THE DANCING GIRLS』で日の目を見た音源ですが、今回は同ソースをメインとして「GRAF ZEPPELIN」が徹底したレストアを敢行。DAC盤と比べて今回のバージョンは一聴して解るほど状態が良く、距離感のある音像ながらナチュラルで透き通るような鮮度の高さだけでもアッパー感がはっきり。まるで一皮むけたかのごとし。
 そんな「recorder 2」のベスト・バージョンを元に、ストーンズ・スタッフのサム・カトラーによるオープニング・アナウンスを始めた欠損部を「recorder 1」で補填することで両方の音源の文字通りいいとこどりをした最長版での収録を実現。
 ちなみに「recorder 2」は同じくDACの『IT'S JUST A KISS AWAY』で全長版がリリースされたのですが、そこではラスト「Street Fighting Man」の三番で生じていたカットに対し一つ前のパートをコピペすることで巧みに隠蔽していました。よって「my name is called disturbance」という歌詞が二回続く状態となってしまっていたのですが、音像に距離感があるせいで違和感が目立たなかったのです。そこを今回は「recorder 1」からパッチすることで正しい歌詞へとアジャスト、その編集は実になめらか。

 しかし今回のリリースにおける目玉は二日目の10月6日。こちらは「Roll Over Beethoven」の途中から始まって「Little Queenie」の途中までという不完全録音な点が惜しまれるのですが、それを補って余りある音像の近さ、さらに驚いたことにステレオのオーディエンスで記録されている点が大きな魅力でした。この時代のオーディエンス録音の場合、レコーダーのアジマスずれからステレオだと誤解される浮ついた音質で出回る音源が少なくありませんが、これはガチのステレオ録音。
 この音源の特徴として終始テーパーが曲間で話しているのですが、その言語がドイツ語でなく英語であるところにステレオ録音の秘密が隠されているように思えてなりません。当時のドイツでステレオ録音できる機材が普及していた可能性は低く、実際前日の音源はどれもモノラル録音でした。しかしステレオ機材を持ち込んだ地元民以外の人物によってこの極めて貴重なステレオ録音が残されたのだと推測されます。
 おまけに音像も驚くほど近く、それ故Weeping Goat盤『LIVE IN FRANKFURT & GOTHENBURG 1970』を皮切りとしてVGP、DACもそれぞれにアイテムをリリースし、やはり『BRING ON THE DANCING GIRLS』がベストとされていたもの。それとて今や20年近く前のリリースとなり、現代のレベルに相応しい新たなタイトルの登場が渇望されていました。

 当然こちらも上位マスターから「GRAF ZEPPELIN」が徹底したレストアを敢行。本音源はステレオで音像が近いという大きなアドバンテージがあった一方で、ビンテージオーディエンスにありがちな微弱な音ヨレを持病とした音源でもありました。それはキースのアルペジオから始まる「Love In Vain」のイントロ、彼のアコギの出番となる「Prodigal Son」そして「Midnight Rambler」におけるミックのハーモニカなどではっきりユラユラ、フヨフヨと気になる不自然さ。これまでも72年音源リリースでそうした問題に取り組んできた「GRAF ZEPPELIN」が本領を発揮。過去のアイテムにあったこの致命的な問題を一掃し、それらとはまるで比べ物にならない安定感を実現。
 そして本ツアーの二大巨頭であるパリのラジオ放送とラバーダバーのアナログ復刻『EUROPEAN TOUR LIVE 1970』では聞かれない12弦アコギでの陽気な「Prodigal Son」をこれほどの音像で聞けるのはポイントが高すぎるし、ミックが随所でキレッキレという70年ヨーロッパらしさも随所で捉えられている。そして前日はモノラルながら鮮度が抜群にアップして翌日では聞かれない曲、さらに不完全だった「Roll Over Beethoven」もしっかり捉えてくれている。これぞ70年フランクフルトの最強カップリング!

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REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN

(リマスター・メモ)

★既発

1970.10.05
・Bring On The Dancing Girls(DAC-016) Disc1、
・It's Just A Kiss Away(DAC-101) Disc2

1970.10.06
・The Legend Of 1970 VGP-238 *ステレオ
・Bring On The Dancing Girls (DAC-016) Disc2 モノラル


★'70年10月5日と6日のカップリング現状ベスト盤!

★Disc1の5日公演については、Rec2音源がメイン。Rec1に比べ遠目に感じるパートもあるが鮮度が良い。
またRec2としては疑似ながら初の完全収録盤。DAC-101ではStreet Fighting Man曲中で一部フェイク処理があった。今回は問題箇所をRec1音源で補填したほか、ライブイントロ、SFM前の曲間などを補填し、Rec2としての本当の完全最長収録。

★Disc2の6日については元々下記10曲しかなく、今回もそれは同じ。

ちなみにDAC-016盤では全編モノラルダウン化されていましたが、今回はJumpin序盤こそテープの問題からモノラルですが、ほぼ全体をステレオ収録してるのがポイントです。既発VGP-238盤もステレオでしたが、鮮度が今回盤の方がジェネ落ちのザラ付きも少なく、抜群です。
この音源、バランスが定期的に変化する非常にラフなステレオAudですが、この音の近さと生々しさは格別。しかも貴重な'70年のステレオAudサウンドですので、これが非常に楽しめるのです。また、本ステレオAud音源は全体を通じてテープの音ヨレ、回転ムラが頻発するという問題がありましたが、今回これを初めて徹底補正!音ヨレ回転ムラがなくなったことで、ラフながら鮮度抜群のステレオサウンドが10曲とはいえストレスなく堪能できます。

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★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (66:15)
01. Introduction ★0:00-0:20 Rec1で補填
02. Jumping Jack Flash
03. Roll Over Beethoven
04. Sympathy For The Devil
05. Stray Cat Blues
06. Love In Vain
07. Prodigal Son
08. Dead Flowers
09. Midnight Rambler
10. Live With Me
11. Let It Rock
12. Little Queenie
13. Brown Sugar
14. Honky Tonk Women ★3:14以降(曲間) Rec1で補填
15. Street Fighting Man ★0:00-0:11 / 2:17-2:23 Rec1で補填

Disc 2 (46:33)
01. Roll Over Beethoven ★カットイン/ モノからステレオへ切り替わり
02. Sympathy For The Devil
03. Stray Cat Blues
04. Love In Vain
05. Prodigal Son
06. Dead Flowers
07. Midnight Rambler
08. Live With Me
09. Let It Rock
10. Little Queenie ★カットアウト