THE WHO - NEW JERSEY 1982 SOUNDBOARD(2CD) [Wardour-579]

THE WHO - NEW JERSEY 1982 SOUNDBOARD(2CD) [Wardour-579]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Brendan Byrne Arena, East Rutherford, NJ, USA 10th October 1982 STEREO SBD

1982年、ピート・タウンゼンドが自ら「フェアウェル・ツアー」と宣言して実施した最後のアメリカン・ツアーから、10月10日ニュー・ジャージー州イースト・ラザフォード、ブレンダン・バーン・アリーナで行なわれたコンサートをオフィシャル・ライブ盤顔負けの極上ステレオ・サウンドボード録音で完全収録したプレス2CDです。元マスターではピッチが不正確だったため、当店での徹底検証の末、1.8%高めて本来の正常なピッチを実現しています。つまり、本盤が正真正銘、この音源の本来あるべき姿を実現したものと言えます。冒頭の2曲では、エンジニアがミックスを試行錯誤している様子が窺え、ピートのギターがセンター、ロジャーのボーカルがオフ気味に右チャンネル、というイレギュラーな位相になっていますが、それも「I Can't Explain」の途中から位相・音量バランスが改善され、ピートが右、ロジャーはセンターに安定します。素晴らしいのは何と言ってもこの音質とミックスで、ケニー・ジョーンズのタム数の多いドラムがマルチ・トラックで捉えられており、このツアー特有の、ピートの使用するシェクター・テレキャスターの「シャラーン」という切れ味のあるストロークに乗って、右チャンネルから左チャンネルへ流れていく彼のフィル回しのスリルが最高です。オフィシャル・ライブ盤に匹敵する、いやそれ以上の素晴らしいサウンドと言っていいでしょう。オープニングのジョン・エントウィッスルによる指慣らしのバキバキ・ベースサウンドを聞いただけで、もう会場にタイムスリップできること請け合いです。

このフェアウェル・ツアーは、彼らがラスト・アルバム「IT'S HARD」を9月4日にリリースした直後の9月22日から12月17日までの長丁場で実施されたもので(この間、11月1日〜26日までは休暇を挿みました)、このツアーからは、解散後の1984年に2枚組のラスト・ライブ盤「WHO'S LAST」とその後、最終公演のトロント公演のDVDとCDがリリースされました(さらに、リマスター盤のCD「IT'S HARD」にはボーナストラックとして最終公演からの4曲が収録されています)。前者のライブ盤は、12月14日のオハイオ州クリーヴランドのリッチフィールド・コロシアム公演(2曲のみ10月20日のワシントン州シアトルのキングドーム公演)での音源を収録していました。勿論、本作で聴ける音源は、それら公式テイクとは別物です。未加工のリアルなステレオ・サウンドボードで、この時期ならではの、勢いに満ちた最高のライヴを堪能できます。

メンバーはアルバム「IT'S HARD」と同じで、ドラムはケニー・ジョーンズ、キーボードにティム・ゴーマンを迎えた布陣でした。ピート・タウンゼンドがバンドの存続に悩み、また私生活面では離婚問題を抱えてドラッグ中毒に陥っていた中で決断したという、まさにIT'S HARDな状況下で行なわれたツアーでした。それだけに、ピートとバンドが最後の勇姿を見せるべくこのツアーに懸けた情熱は、歴代のフーのツアーでも別格と言えるものでした。直近のラスト・アルバムからは5曲が組まれていましたが、その他はデビュー曲から大作「TOMMY」「QUADROPHENIA」の楽曲を含み、全時代を網羅する、まさに集大成と呼べるセットリストを実現していました。オフィシャル・ライブ盤では聴けないという旨味の点では、「IT'S HARD」からの「Athena」が聴けることが魅力となっています。この曲のライブ・バージョンはこれまで一切出現していませんでしたので、非常にレアなライブテイクと言えます。しかも演奏の出来映えが素晴らしいです。また、かつてのツアーでは序盤で演奏されていた初期ナンバー「Substitute」が珍しく盛り上がりが最高潮の終盤で演奏されていることで、抜群のドライブ感を味わうことができるのも一興です。ケニー・ジョーンズのタイトで手数の多いドラミングをバックに、ピート・タウンゼンドの切れ味抜群のコード・カッティング、ジョン・エントウィッスルのブリブリ・リードベース、ロジャー・ダルトリーのsings heart outなシャウトが炸裂するザ・フーらしい演奏を全編でお楽しみください。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1(64:33)
1. Intro.
2. My Generation
3. I Can't Explain
4. Dangerous
5. Sister Disco
6. The Quiet One
7. It's Hard
8. Eminence Front
9. Behind Blue Eyes
10. Baba O'Riley
11. Drowned
12. Athena
13. Cry If You Want

Disc 2(54:10)
1. Audience
2. Who Are You
3. Pinball Wizard
4. See Me, Feel Me
5. 5:15
6. Love, Reign O'er Me
7. Long Live Rock
8. Substitute
9. Won't Get Fooled Again
10. Summertime Blues
11. Twist and Shout

Roger Daltrey - Vocals, Harmonica, Guitar
Pete Townshend - Guitar, Vocals
John Entwistle - Bass, Vocals
Kenney Jones - Drums
Tim Gorman - Keyboards, Vocals

STEREO SOUNDBOARD RECORDING