WHITESNAKE - KAISERSLAUTERN 1983(2CDR) [Shades 1871]

WHITESNAKE - KAISERSLAUTERN 1983(2CDR) [Shades 1871]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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VfR Fussballstadion, Kaiserslautern, Rheinland-Pfalz, Germany 3rd September 1983 PERFECT SOUND

 コージー・パウエルを迎えてパワフルに脱皮しつつ、まだメタル化には至っていなかった1983年のWHITESNAKE。激レア曲「The Rattler」の最高傑作ともなる新名盤が登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1983年9月3日カイザースラウテルン公演」。その極太オーディエンス録音です。「The Rattler」と言えば、コージーの3rdソロアルバム『OCTOPUSS』に収録された名曲で、デヴィッド・カヴァデールとコージーの初共作ナンバーでもありました。ほんの一時期だけWHITESNAKEのライヴでも演奏されており、本作はそのベスト録音でもあります。では、その「一時期」とはいつだったのか。当時の活動概要を俯瞰しつつ、本作のポジションを確かめてみましょう。

●1982年
《10月『OCTOPUSS』完成/新ラインナップ決定》
《11月25日『SAINTS & SINNERS』発売》
・12月10日ー31日:欧州#1a(14公演)←※LEICESTER 1982他
●1983年
・1月1日ー31日:欧州#1b(18公演)←※OFFENBACH 1983他
・2月7日ー23日:日本(10公演)←DEFINITIVE BUDOKAN 1983他
《3月『OCTOPUSS』発売》
・3月19日:西ドイツTV出演 ←LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE
《4月『SLIDE IT IN』製作開始》
・8月14日ー9月6日:欧州#2(11公演)←★ココ★
《12月:ミッキー/コリン離脱→サイクス加入/ニール復帰》

 これがコージー加入からミッキー・ムーディ/コリン・ホジキンソン離脱までの歩み。前ラインナップの置き土産である“SAINTS & SINNERS Tour”を終えた新生WHITESNAKEは、名作『SLIDE IT IN』の制作に突入。その完成を前に大舞台“MONSTERS OF ROCK”のヘッドライナーが決まりました。ただし、その際にはドニントン1公演だけではなく、「欧州#2」としてフェス・ツアーを実施。本作のカイザースラウテルン公演は、公式映像にも残された聖地ドニントン公演の約3週間後となる9公演目でした。
 これまで「欧州#2」は良い録音がなかったのですが、最近になって定説を覆す名録音が新発掘された。それが本作なのです。公開したのは、近年名録音を次々と発表しているディープ・コレクター「GManOF」氏。自身も名録音家として知られる人物ですが、本作は本人録音ではないものの、秘蔵の1stジェネ・カセットからデジタル化された銘品なのです。
 そのサウンドは、クリアにして極太。曲間では生々しい喝采や会話声も聞こえてオーディエンスらしさ満点なのですが、肝心要の演奏音はやたらと力強く、レーザー光線のように鮮やか。生々しさに反してホール鳴りはほとんど感じられず、曇りも濁りもないビビッドな輪郭が耳元に届くのです。それもそのはず。実は、現場となった“VfR Fussballstadion”は野外のサッカースタジアムで、音を反射する壁も天井もない。PAから吐き出される出音をそっくりそのまま吸い込んでいるのです。
 ここピンと来たコレクターは鋭い。そう、本作は2年前に発掘されたTHIN LIZZYの名作『MONSTERS OF ROCK: KAISERSLAUTERN 1983(Shades 1314)』と同じ日・同じ現場。録音家の名前は明かされていませんが、同じ「GManOF」コレクションから発掘された1stジェネ・カセットであり、恐らくはテーパーも同じ姉妹作でしょう。
 そんな開放感たっぷりのクリア・サウンドで描かれるのは、「欧州#2」だけの特別セット。この時期の象徴と言えば公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』なわけですが、本作はさらに長尺なフル録音ですので、比較しながら整理してみましょう。

●ホワイトスネイク(8曲)
・ラヴハンター』:Walking In The Shadow Of The Blues/Lovehunter
・フール・フォー・ユア・ラヴィング:Ready An' Willing/Fool For Your Loving
・カム・アンド・ゲット・イット:Don't Break My Heart Again(★)/Wine, Women An' Song(★)
・セインツ・アンド・シナーズ:Rough An' Ready/Here I Go Again
・その他:Guilty Of Love/Ain't No Love In The Heart Of The City
●その他(2曲+α)
・Mistreated/The Rattler(★★)/Thank You Blues(★)
※注:「★」印は公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』になかった曲。特に「★★」印はサウンドボードも存在しない曲。

……と、このようになっています。公式映像にはなかった「Don't Break My Heart Again」「Wine, Women An' Song」も美味しいですが、やはり目玉はレア曲「The Rattler」でしょう。聖地ドニントン公演ではヘリコプターを飛ばして「633 Squadron / 1812 Overture」仕様のドラムソロを繰り広げたコージーでしたが、他公演ではソロを封印。代わりに「The Rattler」を演奏していました。そもそも『OCTOPUSS』は新生WHITESNAKEの面々が参加しており、オリジネイターによる生演奏が楽しめるのです。
 また、オリジネイターと言えば「Guilty Of Love」もポイント。その後も様々なラインナップで演奏される名曲ですが、オリジナル6人でライヴ演奏されたのは「欧州#2」だけでした。本作は公式映像に次ぐオーティエンスのベスト・テイクなのです。もっと言えば、「Mistreated」も重要。コージー加入後は「Crying In the Rain」に代えていましたが、「欧州#2」では特別に復活。長年持ち歌にしてきたカヴァデールと、RAINBOWでも名演を繰り広げたコージーによる基調バージョンなのです。
 「欧州#2」を最後にオリジナル・メンバー:ミッキー・ムーディが離脱。新たにジョン・サイクスを迎えたWHITESNAKEは重金属化への道をひた走ることになります。本作が記録されたのは、その直前。そう。本作はブルースロック時代最後の名録音でもあるのです。レア曲も美味しく、時期的にも歴史的。単に音の良い新発掘マスターの域を超えた新名盤。どうぞ、じっくりとご堪能ください。

★「1983年9月3日カイザースラウテルン公演」の極太オーディエンス録音。ディープ・コレクター「GManOF」氏コレクションから新発掘された1stジェネ・マスターで、クリアにして極太。反響ゼロの野外会場の旨みが全開で、やたらと力強い芯がレーザー光線のように鮮やかに届く。ドラムそれの代わりに演奏されるコージーの激レア曲「The Rattler」やオリジネイターによる「Guilty Of Love」も美味しいフルショウを楽しめる新名盤です。

Disc 1(44:47)
1. Intro
2. Walking in the Shadow of the Blues
3. Rough an' Ready
4. Ready an' Willing
5. Guilty of Love
6. Here I Go Again
7. Lovehunter
8. Micky Mood yGuitar Solo
9. Lovehunter (continued)
10. Mistreated

- Tape Flip

Disc 2(36:49)
1. Introduction of Jon Lord 
2. Jon Lord Keyboard Solo
3. The Rattler ★★★ドラムソロない代わりに、コージー・ソロ・アルバム『OCTOPUSS』からThe Rattlerをバンド演奏(録音者の面々)、激レア!!
4. Ain't No Love in the Heart of the City
5. Fool for Your Loving
6. Thank You Blues
7. Don't Break My Heart Again
8. Wine, Women an' Song

David Coverdale - Vocals
Micky Moody - Guitar
Mel Galley - Guitar (R.I.P.)
Jon Lord - Keyboards (R.I.P.)
Cozy Powell - Drums (R.I.P.)
Colin Hodgkinson - Bass