RAINBOW - OSAKA 1982 1ST NIGHT(2CD) [Black Box 012]

RAINBOW - OSAKA 1982 1ST NIGHT(2CD) [Black Box 012]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Festival Hall, Osaka, Japan 12th October 1982 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 キニーのオリジナル・カセット復刻シリーズから、またもやRAINBOWの傑作ライヴ・イン・ジャパンが登場です。本作が録音されたのは、“STRAIGHT BETWEEN THE EYES JAPAN TOUR”の初日「1982年10月12日:大阪フェスティバルホール公演」のオーディエンス・アルバムです。このツアーは全8公演と充実していたのにも関わらず、なぜか音源の発掘が進まない時代でもある。それでも当店では可能な限り、ご紹介してきましたので、ここで一度ラインナップを振り返ってみましょう。

・1982年10月12日:大阪フェスティバルホール【本作】
・1982年10月13日:大阪フェスティバルホール
・1982年10月14日:大阪フェスティバルホール『SEARCHING IN THE DARKNESS』
・1982年10月16日:京都会館
・1982年10月17日:福岡サンパレス
・1982年10月19日:名古屋市公会堂
・1982年10月21日:日本武道館『RIPPED APART』
・1982年10月22日:日本武道館『CATCH THE NIGHT』
(注:各公演とも代表オーディエンス・アルバムのみ)

 以上、全8公演でした。ここに挙げたのは各日の代表作だけで、これで全部ではありません。本作に収められた「10月12日:大阪初日」は、これまでは『STONE COLD NIGHT(POWER GATE-071)』が決定盤として知られてきましたが、本作はそれとはまったく別のキニー録音。かつて、3枚組アナログ『STONE COLD(XL 1517/19)』として世に出た音源の大元カセットから起こされたライヴアルバムなのです。
 そのサウンドは、既発群を完全に凌駕する凄まじさ。別録音のPOWER GATE盤『STONE COLD NIGHT』とは完全に別次元なのはまだ分かるのですが、キニーのアナログ『STONE COLD』よりも遙かに凄い。クリアで透き通る空気感、図太くエッジも鋭い楽音、リッチで豊かな“鳴り”、レーザービームのように届くマスター鮮度……。本作と比べてしまうと、POWER GATE盤『STONE COLD NIGHT』はモコモコで話になりませんし、キニーのアナログ『STONE COLD』でさえペラッペラに感じられてしまう。従来は「この時代にしては」の枕詞なしには高音質とはいえませんでしたが、本作はその枕詞さえも不要。さすがキニー、さすが現場の空気を直接吸ったオリジナル・カセットは違う……。
 そのサウンドで描かれるのは、リアルな“STRAIGHT BETWEEN THE EYES JAPAN TOUR”の姿。ジョー・リン・ターナー初見参となった1981年、RAINBOW解散ツアーとなった1984年ほどのインパクトはありませんが、その2つを繋ぐようなショウが実に面白い。『STRAIGHT BETWEEN THE EYES』からの新曲群はもちろん(やはり「Tearin' Out My Heart」は素晴らしい!)ですが、さらにショウの構成1つとっても“変化の最中”。RAINBOWのショウと言えば、後半にメドレー大作で盛り上げるパターンだったわけですが、この1982年辺りからコンパクトな“曲の良さ”で畳みかけるスタイルに変化してきた。まだ1984年ほどこなれてはいませんが、リッチーのライヴ・スタイルを考えたとき、“1982年”は意外に大きな転換点かも知れません。
 さらに“当時感”が透けるのは、実はオープニング。今からすれば当たり前すぎる「Over The Rainbow」→「Spotlight Kid」の流れですが、ここの空気感が楽しい。当時は大半の観客が「Death Alley Driver」を予想していたわけですが、バイクのエンジンを待ち構えている中に鳴り響くのは「Spotlight Kid」のリフ。普段であれば、ここで一気に「うぉー!」の熱狂が爆発するところなのですが、この時ばかりはその爆発が遅れ、手拍子は起きるものの絶叫の渦が来ない。観客達の胸に去来する一瞬の「あれっ!?」が透ける。事前にセットリストが調べられる現代とは違う80年代、それも初日だからこその空気なのです。
※注:ちなみに実際「Death Alley Driver」がオープニングを飾ったライヴアルバムも存在します。特に音の良い決定盤『DEATH ALLEY ROCK FEVER(Shades 508)』もご用意しておりますので、ぜひ幻のオープニングもご体験ください。

 約35年の時を超え、“キニー・マジック”がオリジナルカセット・サウンドで吹き出す新発掘。音源の少ない“STRAIGHT BETWEEN THE EYES JAPAN TOUR”の貴重な1本であるばかりか、その希少性さえも吹っ飛ばす極上サウンドのライヴアルバムの大傑作。今週末、あなたのお手元へお届けいたします。

Disc 1 (43:35)
1. Land Of Hope And Glory 2. Over The Rainbow 3. Spotlight Kid 4. Miss Mistreated
5. I Surrender 6. Can't Happen Here 7. Tearin' Out My Heart
8. Lazy/Woman From Tokyo/All Night Long 9. Stone Cold

Disc 2 (44:58)
1. Power 2. Blues 3. Difficult To Cure incl. Keyboard Solo 4. Blackmore Solo
5. Rondinelli Solo 6. Long Live Rock'n'Roll incl. Hey Joe 7. Maybe Next Time
8. Smoke On The Water 9. Over The Rainbow

Ritchie Blackmore - Guitar Joe Lynn Turner - Vocal Roger Glover - Bass
David Rosenthal - Keyboards Bob Rondinelli - Drums