DIO - TORONTO 1988: MASTER CASSETTES(2CDR) [Shades 1919]

DIO - TORONTO 1988: MASTER CASSETTES(2CDR) [Shades 1919]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Maple Leaf Gardens, Toronto, ON, Canada 9th January 1988 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 様式ロマンティシズムの名盤『DREAM EVIL』を送り出し、黄金の80年代を締めくくった1988年のDIO。その現場を伝える新発掘マスターが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1988年1月9日トロント公演」。その極太オーディエンス録音です。“DREAM EVIL Tour”には幾つかのサウンドボード/プロショットも残されていますが、特にクオリティの高い3大ソースと言えば、公式『DIO AT DONINGTON UK』の1987年編、“JAPAN AID 2”出演プロショット、それにプレス名盤『HAMMERSMITH TRILOGY(Shades 301)』の1987年編。本稿に目を留められた方なら体験されていると思います(もしまだ未体験なら今すぐチェックしてください!)ので、それらを絡めながらワールド・ツアー全景を俯瞰し、本作のポジションも確かめてみましょう。

●1987年
《7月21日『DREAM EVIL』発売》
・8月1日:チャリティ・コンサート出演
・8月15日ー9月5日:欧州#1(10公演)←※公式AT DONINGTON UK
・10月4日『JAPAN AID 2』
・11月9日ー12月15日:欧州#2(27公演)←※HAMMERSMITH TRILOGY
・12月28日ー31日:北米#1(3公演)
●1988年
・1月1日ー3月26日:北米#2(64公演)←★ココ★

 これが“DREAM EVIL Tour”の全体像。3大ソースはことごとく1987年の記録でしたが、本作のトロント公演は最後の「北米#2」。年明け6公演目にあたるコンサートでした。
 そんな現場を真空パックした本作は、力強さとクリアさを併せ持った名録音。録音自体は数年前から知られているのですが、本作はその大元マスター。最近、当店では80年代後期のトロント録音を数多くご紹介しており、MOTLEY CRUE/WHITESNAKEの『TORONTO 1987(Shades 1895)』を筆頭にIRON MAIDENやMETALLICA、SLAYERなどの名作が連発。本作は、そんなマスター・シリーズの最新作なのです。
 そして、本作はそんなトロント録音シリーズでも屈指の名作。シリーズの中には会場熱狂が強烈なタイプもあるのですが、本作は極太なDIOの演奏音とパワフルな歌声が主役の座を一瞬たりとも譲らない。しかも、猛烈クリア。ホール鳴りも吸い込んでいるのですが、それが濁りや曇りにならず、1音1音の輪郭までキリッとしている。ギターは弦を弾くピッキングのニュアンスまで鮮やかですし、ロニーの歌声も歌詞の一語一語どころか、そのイントネーションまでくっきり鮮明。音色的には紛れもなくオーディエンスなのですが、要素の1つひとつをチェックしていくとサウンドボードにも負けていない鮮やかサウンドなのです。
 そんな極太&クリアなサウンドで描かれるのは、黄金の80年代を総括するようなフルショウ。前述のように、このツアーの最重要作と言えば公式『AT DONINGTON UK』とプレス名盤『HAMMERSMITH TRILOGY』ですが、残炎ながらどちらも放送用に編集された不完全版でした。それに対し、本作は一気貫通のフル録音。ここで両者と比較しながらセットを整理しておきましょう。

●ドリーム・イーヴル
・Dream Evil/Night People(*)/Naked In The Rain/All The Fools Sailed Away
●クラシックス
・ホーリィ・ダイヴァー:Stand Up And Shout(★)/Holy Diver/Rainbow In The Dark(*)/Don't Talk To Strangers(★)
・その他(DIO):The Last In Line/Rock 'N' Roll Children/We Rock(★)
・その他(虹/サバス):Children Of The Sea(*)/Heaven And Hell/Man On The Silver Mountain(*)/Long Live Rock 'N' Roll
※注:「★」印は公式『AT DONINGTON UK(1987年編)』で、「*」印はプレス名盤『HAMMERSMITH TRILOGY(1987年編)』で聴けなかった曲。

……と、このようになっています。やはり美味しいのは『DREAM EVIL』レパートリーで、名曲中の名曲「All The Fools Sailed Away」やメカ蜘蛛と戦うギターソロをフィーチュアした「Naked In The Rain」、さらには後年も復活しなかった限定ナンバー「Night People」まで楽しめる。
 さらに、そうしたセットを綴るパフォーマンスも素晴らしい。クレイグも後の復帰時代とは違い、この頃は血気盛んなギターヒーロー。イングヴェイさながらに弾いて弾いて弾き倒しつつ、決して滑らかさとメロディを忘れない。そして、そのギターを一層シャープに彩っているのがヴィニー・アピスの猛烈ドラム。クレイグ復帰時代のサイモン・ライトはグルーヴ重視と言えば聞こえは良いものの、それがDIOらしいか?というと疑問もありました。その点オリジネイターのヴィニーはアグレッシヴかつシャープに猛打してくれる。しかも単なる暴れドラムではなく、キチンと洋式曲のドラマティシズム演出とシンクロしているからが素晴らしい。90年代にヴィニーと喧嘩別れしたロニーが再結成サバスにサイモンを推薦したこともありましたが、その際もアイオミは「いや、ヴィニーにしてくれ」と譲らなかったそう。本作は、それも納得のダイナミズムが大爆発しているのです。
 クレイグが復帰しても戻ることはなかった“DREAM EVIL Tour”の輝き。それをトロント録音シリーズでも最高峰のダイナミック&シャープ・サウンドで現場体験できるフル・ライヴアルバムです。2024年になっても、あのロマンティックでドラマティックなHR/HMを忘れられないすべての方へ。じっくりと味わっていただきたい新名盤の誕生です。

★「1988年1月9日トロント公演」のクリア&極太オーディエンス録音。独自ルートでもたらされた大元マスター起こしで、極太な演奏音とパワフルな歌声が素晴らしく、その上で1音1音の輪郭までキリッとしている。音色的には紛れもなく客録ですが、要素の1つひとつをチェックしていくとサウンドボードにも負けていない。『DREAM EVIL』の名曲群やヒーロー然としていた頃のクレイグ・ゴールディやヴィニー・アピスの妙技も鮮やかに味わえる新名盤です。

Disc 1 (60:04)
1. Intro
2. Stand Up And Shout
3. Dream Evil
4. Night People
5. Naked In The Rain
6. Guitar Solo
7. Naked In The Rain (reprise)
8. The Last In Line
9. Children Of The Sea
10. Holy Diver
11. Drum Solo
12. Heaven And Hell
13. Man On The Silver Mountain
14. All The Fools Sailed Away (incl.Keyboard Solo)
15. Last In Line (reprise)

Disc 2 (25:45)
1. Rock 'N' Roll Children/Long Live Rock 'N' Roll
2. Rainbow In The Dark
3. We Rock
4. Don't Talk To Strangers

Ronnie James Dio - Vocals
Craig Goldy - Guitar
Jimmy Bain - Bass
Vinny Appice - Drums
Claude Schnell - Keyboards