ERIC CLAPTON - MILAN 1984 1ST NIGHT: LOW GEN CASSETTE(2CDR) [Uxbridge 2121]

ERIC CLAPTON - MILAN 1984 1ST NIGHT: LOW GEN CASSETTE(2CDR) [Uxbridge 2121]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Teatro Tenda Lampugnano Milan, Italy 23rd January 1984 PERFECT SOUND(UPGRADE)

【レアな84年短期ヨーロッパツアーの高音質オーディエンスソースのロウジェネマスター登場!】

 エリック・クラプトンが84年の年明け早々に行なった短期ヨーロッパツアーから、1月23日のイタリア、ミラノ公演初日のニューマスターをリリース致します!この時期は、クラプトンのキャリアにおいては「過渡期」の印象を与えつつ、非常に珍しいステージセットで行なわれたものでした。それだけにこのツアーオンリーの魅力的なセットリストとなっています。この日は過去に既発盤が存在しますが、今回のマスターは既発盤に使用されたものより遥かにロウジェネレーションのカセットテープです。従って音のクリアネスが素晴らしく、既発盤を軽く凌駕していると言ってもいいでしょう。ちょっと聴くとサウンドボードのようにクリアで粒立った楽音で、そこに絶妙なオーディエンスの歓声がステレオで被ります。本当に素晴らしい音像です。但し、経年劣化により、ピッチが速かったり遅かったりした、結構酷い状態でした。しかしそこは当店がリリースするだけあって、可能な限り細かくピッチを正常にアジャストしています。クラプトンのツアーでは、これほど魅力に富んだセットリストはなかったのではないかと思えるほどのレア曲と充実度ですので、過去最高音質かつ正常なピッチの本作で、是非お楽しみいただければと思います。

【「過渡期」ゆえの魅力満載!】

 ではなぜこのツアーを「過渡期」と表現したのかをご説明するためにも、この年のクラプトンの活動歴を時系列で追っていきましょう。

・1984年1月20日〜2月6日:短期ヨーロッパ&中東ツアー  ←★ココ★
・1984年6月16日〜7月31日:ロジャー・ウォータスのヨーロッパ&全米ツアーに参加 
この間、≪アルバム「BEHIND THE SUN」をモンセラット島のA.I.R.スタジオでレコーディング≫
・1984年11月13日〜11月28日:オーストラリアツアー  
・1984年12月2日:香港で単独公演
・12月≪ツアー終了後、アルバム「BEHIND THE SUN」の追加レコーディングをLAで行なう≫

 この公演の時点では、アルバム「MONEY & CIGARETTES」のプロモーションとして、83年から続くツアーの最終行程に当たっていました。それはバンドメンバーを見ていただければお判りかと思います。このツアーを終えたクラプトンは、セカンド・ギターだったアルバート・リーがソロキャリアに戻るために脱退したことをきっかけに、盟友ミュージシャン、フィル・コリンズをプロデューサーに迎え、ニューアルバム「BEHIND THE SUN」のためのレコーディングに臨みます。このアルバムは、80年代という、ディスコが一世を風靡した時代に即すサウンドを目指したクラプトンが「シンセサイザー」という楽器に注目し、その扱いにかけて精通していたコリンズを頼り、敢えてセカンド・ギタリストを置かず、シンセサイザーの操り手としては申し分のないブリティッシュ・プログレッシヴ・トリオ、クオーターマスの元キーボーディストだったピーター・ロビンソンをバンドに加入させて完成したものでした。しかし、そのレコーディングの半年以上前のこの日に、この後にレコーディングする予定のSame Old Bluesを既に披露しているのです。つまり、クラプトンの自信作であるオリジナルブルースのこの曲の構想を既に完成していた、それを早くステージで試したい、オーディエンスの反応を確かめたい、ということだったと思われます(歌詞が後のスタジオバージョンとは異なっていることに注目)。このことも含み、セットリストがこの時期だけの非常に魅力的な構成になっていました。The Shape You're In、アルバート・リーをフィーチャーしたSweet Little Lisaなどは前ツアーから継承したものですが、ここにきて「MONEY & CIGARETTES」の前作である「ANOTHER TICKET」の楽曲を引っ張り出してきているのが非常にレアです(Rita Mae、Blow Wind Blowがそれに当たります)。オールブリティッシュバンドでしか演奏されたことのない両曲をこの米英混合のバンドメンバーで聴けるのが興味深いところです。また、アルバート・リーの在籍時において、後の「BEHIND THE SUN」ツアー時のように、Everybody Oughta Make a Changeで幕を開け、Motherless Childrenに繋ぐ構成を早くも試しているのにも注目です。さらに、The Sky Is Crying、Bottle of Red Wine、Sad, Sad Dayといったレアなナンバーが演奏されていることも非常に貴重です。The Sky Is Cryingでは、オリジナル収録の「THERE’S ONE IN EVERY CROWD」(75年リリース)と同様、粘っこいスライドプレイを披露しているのも珍しいことですし、 Bottle of Red Wineでのアルバート・リーとのデュエットも乙なものです。またLaylaのプロローグでは、映画「ある愛の詩テーマを奏でていたりもします。この日はI Shot the SheriffやLet It Rainに顕著なように、全編で非常に端正な演奏となっていて唸らせます。このバンドでこれまでプレイしたことのなかった曲は何と10曲!( Everybody Oughta Make a Change、 Motherless Children、The Sky Is Crying、Badge、Same Old Blues、Rita Mae、Blow Wind Blow、Double Trouble、Bottle of Red Wine、Sad, Sad Day)。クラプトンとすれば、「MONEY & CIGARETTES」ツアーを踏襲して終わるというイージーな姿勢ではなく、チャレンジを含みつつ、さすがのパフォーマンスを聴かせてくれた素晴らしいツアーでした。「MONEY & CIGARETTES」と「BEHIND THE SUN」の狭間に位置し、アルバート・リーの在籍時最後のプレイが聴けるという意味での「過渡期」のツアーというわけです。これほど楽しめるセットリストはあまりないと思います。この日では過去最高音質かつピッチ修正済みの本作で、是非ご堪能ください。


Disc:1 (62:52)
1. Everybody Oughta Make a Change
2. Motherless Children
3. I Shot the Sheriff
4. The Sky Is Crying
5. Badge
6. The Shape You're In
7. Same Old Blues
8. Rita Mae
9. Blow Wind Blow
10. Wonderful Tonight
11. Let It Rain

Disc:2 (61:39)
1. Key To the Highway
2. Sweet Little Lisa
3. Double Trouble
4. Tulsa Time
5. Bottle of Red Wine
6. Sad, Sad Day
7. Have You Ever Loved a Woman
8. Ramblin' On My Mind
9. Cocaine
10. Layla
11. Band Introductions
12. Further On Up the Road

Eric Clapton - guitar / vocals
Albert Lee - guitar / vocals
Chris Stainton - keyboards
Donald "Duck" Dunn - bass
Jamie Oldaker - drums