ELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONS - SAN FRANCISCO: OLD WALDORF 1977 LATE SHOW : PRE-FM(1CDR) [Uxbridge 2156]

ELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONS - SAN FRANCISCO: OLD WALDORF 1977 LATE SHOW : PRE-FM(1CDR) [Uxbridge 2156]

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商品詳細

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The Old Waldorf, San Francisco, CA, USA 15th November 1977 (Late Show) STEREO SBD

 アトラクションズをバックに従えてアメリカに猛攻勢をかけ始めたコステロは当時もっとも有効なプロモーションの手段だったラジオ放送を通して自身のライブを広めることにも積極的で、その最初の例が11月15日のサンフランシスコ、それを放送用マスターから完璧な音質で捉えた名盤がUXBRIDGEの『SAN FRANCISCO: OLD WALDORF 1977』でした。
 しかも駆け出しのバンドらしく、この日は一日二回公演が行われており、先の盤が収録していたのはアーリー・ショーでした。ところがこの日はレイト・ショーまでもがラジオで放送されており、コステロとアトラクションズが完全に攻めのモードであったことを証明する形となったのです。

 もちろんこちらの回も放送用マスターからの完璧なステレオ・サウンドボードでの収録を実現。そもそもサンフランシスコ二回のショーは1990年代半ばには放送用マスターがトレーダー間に出回り始めており、実際二回のショーでダブった曲を省く形で一枚のディスクに収められた『RADIOACTIVITY』なんていうCDがリリースされたりも。
 その時点でも音質は相当に良好でしたが、それでもマスターから数回のアナログ・ダビングを経た形跡があり、その後二回のショーを完全に収録した二枚『SAN FRANCISCO 1977』がリリースされた際も同様の状態となっていました。
 そこを今回はジェネ落ち一切なし!のマスター・コピーをベースにしたことで、もはやオフィシャルと何ら遜色のないフツーのライブアルバム感覚で聞ける完璧なクオリティでの収録を実現。

 そしてコステロ自身はまだアルバムを一枚しかリリースした実績のないアーティストではありますが、一日二回のショーをこなすとなれば同じセットリストで通すわけにはいかない。
 そこでコステロはまだリリース前どころか、ようやくアルバムに向けての録音が開始されたばかりだったセカンド・アルバム『THIS YEAR’S MODEL』の曲をレパートリーに投入するという、これまた攻めの姿勢。
 実際アーリー・ショーからしてリリース前の「Pump It Up」から始めるという攻めっぷりな訳ですが、レイト・ショーでは『THIS YEAR’S〜』の冒頭を飾ることになる新曲「No Action」から幕を開けるという攻めの極地。その演奏がまた実に粗削りで微笑ましい。

 こうしてリリース前の新曲を大量投入することでセットリストに幅が生まれる結果となり、アーリー・ショーではオープニングだった「Pump It Up」がここではフィナーレという驚きの扱いに。
 そして何よりも新曲を入れたことでファースト・アルバムからの曲も二回のステージで分けて演奏することが可能となり、特にこちらでは「No Dancing」に「Living In Paradise」など、同じファーストからの曲でもレアなセレクトになっているのが実に面白い。実際これらの曲はライブでの演奏回数が限られており、基本レアな存在。むしろマニアからするとレイト・ショーのセットリストの方が好みかも。それがステレオ・サウンドボードの完璧な音質で聞ける…となればマニアでなくとも安心してお楽しみいただける最高のライブアルバム!

(50:06)
1. Intro
2. No Action
3. (The Angels Wanna Wear My) Red Shoes
4. No Dancing
5. I'm Not Angry
6. (I Don't Want To Go To) Chelsea
7. Radio, Radio
8. Less Than Zero
9. Living In Paradise
10. Alison
11. Miracle Man
12. You Belong To Me
13. Lipstick Vogue
14. Watching The Detectives
15. Pump It Up

Elvis Costello - vocals, guitar
Steve Nieve - keyboards
Bruce Thomas - bass
Pete Thomas - drums

STEREO SOUNDBOARD RECORDING